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基礎生物学研究所を思う存分、体験できます。 研究者を志している人、大学院進学を希望している人に朗報! 若い諸君(学部学生・修士大学院生)を対象とした 体験入学を受け入れています。 |
基礎生物学研究所、総合研究大学院大学での研究を経験してみたい
基礎生物学研究所への大学院進学を考えてみたい
そんな学部学生・大学院生には絶好の機会です。 意欲ある将来の研究者の卵たちに基礎生物学研究所での最先端研究を知ってもらおうと、数日間に渡って研究部門・施設に属し、思いっきり研究を経験してもらう体験入学「研究三昧」を行なっています。 個性豊かな・世界の第一線で活躍している研究者たちが皆さんを待っています。
「何が経験できるか」まずは内容を覗いてみましょう。また、過去の体験入学経験者の声も聞いてみましょう。
体験期間は参加研究部門・施設と応募者との間の話し合いで自由に設定できます(実施期間2025年4月から2026年3月末まで)。 内容で疑問に思ったことがあれば参加研究部門・施設一覧の各担当者に気軽にお問い合わせ下さい。
体験入学の対象は学部学生(2年次以上)、高専専攻科生(大学2年次相当の学年以上)および修士課程の大学院生です。
一次募集の締切は、2025年5月16日 (金)です。一次募集にお申込みいただいた参加者には、交通費・滞在費用の全額補助制度があります。 申込書をもとに選考を行います。 参加希望者は参加申込書に記入の上、参加動機を添付してメールにてお申し込み下さい。
総合研究大学院大学は基礎生物学研究所を含む多くの研究所から構成されており、先端学術院 基礎生物学コースが基礎生物学研究所に置かれています。体験入学は総研大の活動の一環として実施されるものです。
参加希望者の方は申込書に記入の上、参加動機を添付してメールにて( E-mail: r7139@orion.ac.jp 岡崎統合事務センター大学院係宛)お申し込み下さい。選考の上、結果をお知らせします。
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構
岡崎統合事務センター 国際研究協力課 大学院係
〒444-8585
愛知県岡崎市明大寺町字西郷中38番地
TEL : (0564) - 55 - 7139
FAX : (0564) - 55 - 7119
E-mail : r7139@orion.ac.jp
上田 貴志
E-mail :
tueda@nibb.ac.jp
一次募集と二次募集をします
研究室WEBサイト
細胞内には、様々なオルガネラ(細胞小器官)が存在します。各オルガネラはそれぞれに固有のタンパク質や脂質の組成をもち、それがオルガネラ機能の多様性を生み出す基盤となっています。我々は,植物の細胞内でどのような仕組みによりオルガネラ間の物質輸送がなされており、それがいかにして植物固有のオルガネラのはたらきや高次生命現象を生み出しているのかを明らかにするべく研究を行っています。体験入学では、シロイヌナズナやゼニゴケを用いて、植物のオルガネラの動きやはたらきを観察します。具体的な内容については、それぞれの希望をもとに相談の上決定します。
中山 潤一
E-mail :
jnakayam@nibb.ac.jp
一次募集と二次募集をします
研究室WEBサイト
エピジェネティクスとはDNAの一次配列だけでは説明できない遺伝現象を研究する学問領域であり、個体の発生や細胞の分化だけでなく、疾患や老化の鍵を握ると考えられています。本研究部門では、DNAを取り巻く「クロマチン」という構造に着目し、培養細胞やモデル生物である酵母、原生生物を用いて、エピジェネティクスの分子機構の解明を目指しています。具体的な体験内容や日程は相談の上で決めたいと思います。
近藤 徹
E-mail :
tkondo@nibb.ac.jp
一次募集と二次募集をします
研究室WEBサイト
太陽光は、地球全体に莫大なエネルギーを供給しています。地球上で最も巧みに太陽光を利用しているのが光合成生物です。長い進化の過程で、分子・タンパク質・生体膜が複雑に組み合わさった巧妙な光反応系を発達させてきました。特に注目すべきは、反応効率が極めて高い上に、光の強さや色の変化といった環境の変動にも柔軟に適応できる点です。この謎に包まれた動作機構を解明するには測定技術の革新が必要不可欠です。そこで私たちは独自の顕微分光装置を開発しながら、光合成光反応の時空間解析を進めています。体験入学の具体的な内容や期間は相談の上で決めたいと思います。ぜひ、新しいサイエンスを切り拓く最前線に参加してみてください!
椎名 伸之
E-mail :
nshiina@nibb.ac.jp
TEL : 0564-55-7620
一次募集と二次募集をします
研究室WEBサイト
長期の記憶・学習に必要な、神経細胞樹状突起におけるmRNA輸送・局所的翻訳のメカニズムについて研究をしています。マウスや神経培養細胞を用いて、遺伝子導入や遺伝子破壊、蛍光分子イメージング等によって、関連分子の機能と役割を解析しています。また、生化学的手法を用いた新たな関連タンパク質やmRNAの同定と単離もおこなっています。体験の内容は、マウス神経細胞の初代培養や蛍光分子イメージングを行う予定です。
真野 昌二
E-mail :
mano@nibb.ac.jp
TEL : 0564-55-7500
一次募集と二次募集をします
研究室WEBサイト
植物が示す様々な生命現象は、細胞小器官(オルガネラ)の機能に支えられています。 私たちは、「オルガネラがどのようにして機能を発揮するのか?」、「どのような仕組 みで増えたり消失したりするのか?」ということに興味をもって研究を行っています。 体験入学では、細胞生物学、分子生物学、生理学、イメージング手法を用いて、植物 オルガネラ研究を体験してもらいます。日程や実習内容は相談に応じます。
藤森 俊彦
E-mail :
fujimori@nibb.ac.jp
TEL : 0564-59-5860
一次募集と二次募集をします
研究室WEBサイト
マウスの初期胚を対象として、ほ乳類における発生初期の軸形成、細胞分化、形態形成のメカニズムを研究しています。分子生物学的手法に加え、ライブイメージングや、発生途上の胚の観察などの発生生物学の基礎的な技術を駆使して解析を進めています。ほ乳類に特徴的な卵管、子宮内での発生様式を考えるために、卵管や子宮の様子や胚との相互作用についても研究しています。これらの研究に触れてもらうと共に、発生生物学の諸問題を考える機会になります。具体的に体験してもらう内容や期間については相談の上決めます。
東島 眞一
E-mail :
shigashi@nibb.ac.jp
一次募集と二次募集をします
研究室WEBサイト
運動を作り出す際の中枢神経系神経回路の作動様式を、単一神経細胞レベルの解像度で明らかにすることは、神経科学の大きな目標の1つです。私たちは、シンプルな中枢神経系を持つゼブラフィッシュ幼魚を用い、動物の運動が作り出される際の神経系の動作様式の解明を目指しています。特に最近は、独自に開発した対物レンズ傾斜顕微鏡を用いて、姿勢制御運動を司る神経回路の解明を目指しています。体験入学では、GFPでラベルされた神経細胞の観察、電気生理学記録、および、対物レンズ傾斜顕微鏡を用いたカルシウムイメージングを体験してもらう予定です。
新美 輝幸
E-mail :
niimi@nibb.ac.jp
TEL : 0564-55-7606
一次募集と二次募集をします
【4年次以上の方のみ応募可】
研究室WEBサイト
圧倒的な種数の豊富さを誇る昆虫は、4億年以上にわたる進化の歴史の中で、地球上のあらゆる環境に適応し、それぞれの種が各々の環境に適応すべく多様化した形質を発達させています。100万種以上にも及ぶ昆虫は、多様性の宝庫であり、多様性創出の進化メカニズムを解き明かすための研究材料として未知で無限の可能性を秘めています。当研究部門では、昆虫が進化の過程で獲得した新奇形質に着目し、昆虫の多様な形質をもたらす分子基盤および進化メカニズムを解明することを目指して、研究を行っています。具体的な体験内容は相談の上、決定します。不思議に満ちた昆虫の世界を一緒に堪能しましょう!
重信 秀治
E-mail :
shige@nibb.ac.jp
TEL : 0564-55-7670
一次募集と二次募集をします
研究室WEBサイト
私たちは、昆虫アブラムシとその共生細菌の共生を研究しています。アブラムシと共生細菌はお互い相手なしでは生きていけないほどの絶対的な相互依存関係にあります。アブラムシは細胞の「中」に共生細菌を棲まわせ、異なる生物がまるでひとつの生物であるかのように融合し、そして協調的に生命活動を行なっています。私たちはこの緊密な共生のメカニズムと進化に興味があります。体験入学では、私たちが発見した、共生に重要な遺伝子のいくつかに注目し、それらが、「いつ」「どこで」発現しているかを、最先端の分析技術を駆使して調べ、結果をもとにそれらの遺伝子が共生にどのように関わっているかを議論します。4日以上滞在してじっくり研究に取り組める方に限ります。
皆川 純
E-mail :
minagawa@nibb.ac.jp
TEL : 0564-55-7515
一次募集と二次募集をします
【修士課程の方のみ応募可】
研究室WEBサイト
植物や単細胞藻類が「いかに光を集めて効率よく光合成を行っているか」研究しています。生化学(重要なタンパク質や色素を取り出して性質を調べる)、分光学(光を当ててみて吸収されるか(吸光)、その後発光するか(蛍光)を測定し光学特性を調べる)、分子遺伝学(遺伝子を改変するとどうなるか調べて重要遺伝情報を特定する)などの手法を駆使した研究が進められています。これらの研究に実際に触れることで「研究の最前線」、「研究者生活」を体験してもらいます。具体的な内容は相談して決めましょう。
森田(寺尾)美代
E-mail :
mimorita@nibb.ac.jp
TEL : 0564-55-7556
一次募集と二次募集をします
研究室WEBサイト
植物は、重力、光、水分勾配などの環境情報を認識し、より効率的にリソースを獲得出来るように成長方向を調節しています。私たちは植物の重力応答について、植物がどこでどの様に重力方向を認識し、器官全体へ情報を伝達して成長を制御するのかを研究しています。体験入学では、変異体を用いた屈曲実験や、垂直ステージ顕微鏡を用いた生細胞イメージングによる細胞の重力応答の観察などの中から、みなさんがより興味を持てる内容について体験してもらう予定です。
亀井 保博
E-mail :
ykamei@nibb.ac.jp
TEL : 0564-55-7630
一次募集と二次募集をします
研究室WEBサイト
生物を取り巻く環境で最も流動的な物理量の一つは温度です。生物はこの温度を受容して、時には温度を制御する事で、生存に有利な戦略を取っている事が分かっていますが、生体内の器官や細胞内での温度のダイナミクスや役割などは殆ど分かっていません。私たちは生体内での温度の役割をミクロ・ナノスケールで調べる為、マイクロデバイスや分子生物学的手法を用いた温度センサーの蛍光イメージングを通して、温度のダイナミクスとその役割を調べています。体験してもらう具体的な内容は相談の上で決めます。
滝澤 謙二
E-mail :
kenji-t@nibb.ac.jp
一次募集と二次募集をします
【修士課程の方のみ応募可】
研究室WEBサイト
これまでに培った研究経験をアストロバイオロジーという新しい研究分野で生かしたい。自由な環境で独自の仮説を立証したい。という挑戦的な学生を募集しています。
吉田 拓也
E-mail :
tyoshida@nibb.ac.jp
一次募集と二次募集をします
研究室WEBサイト
植物ホルモンは、植物の生長、発達、及び、ストレス応答のほぼ全てに関わる微量シグナル分子です。植物ホルモンが制御する生長やストレス応答の分子メカニズムを明らかにするため、最新の質量分析装置を用いた網羅的アプローチ(プロテオーム解析やメタボローム解析)を取り入れて研究しています。体験入学では、試料の調製から大規模データの取り扱いまで質量分析を利用した研究に触れてもらいます。具体的な体験内容や日程は相談の上で決定します。
岡崎統合事務センター 国際研究協力課 大学院係
TEL : (0564) - 55 - 7139
FAX : (0564) - 55 - 7119
E-mail : r7139@orion.ac.jp