写真で見る生物学の研究現場
初期発生研究部門(藤森研)2011/11/10
初期発生研究部門(藤森研)とは
ほ乳類の受精卵は丸くて対称な形をしていますが、細胞分裂を繰り返して発生か進むと明確な軸をもった形ができあがり、様々に分化した細胞が秩序だって配置されていきます。受精から体の大まかなプランが明らかになるまでの間に、生き物の体ではどのようなことが起こっているのでしょうか。
藤森研では細胞や遺伝子の挙動をつぶさに観察し、どうやって将来の体作りのプランに関する情報がつくられるかを明らかにすることを目指して、研究活動を行っています。
顕微鏡の上で胚発生を進め、それを連続的に観察する系を開発し、発生中の胚のライブイメージングを中心的なアプローチとして研究を進めています。個々の細胞の振る舞いや細胞の中の変化をじっくり観察しながら、細胞間のコミュニケーションを通して作られる細胞の集団としての胚の形作りを追求していきます。