プレスリリース:スギ全染色体の塩基配列解読に成功 〜無花粉品種の効率開発や気候変動影響の高精度予測可能に〜

 森林総合研究所 上野真義チーム長らとの共同利用研究の一環として行われた、スギに関係する成果が、2023年1月15日に米国サンディエゴで開催されたPlant and Animal Genome 30(PGA30)国際会議のForest Tree Workshopで口頭発表が行われ、2月25日にはbioRxivでプレプリントが公開されました。
 トランスオミクス解析室は、ゲノム解析に貢献しました。

プレスリリース
https://www.nibb.ac.jp/pressroom/news/2023/03/01.html

論文
DOI:https://doi.org/10.1101/2023.02.24.529822

東北大学 河田雅圭 教授らとの統合ゲノミクス共同利用研究の成果が BMC Ecology and Evolution 誌に掲載されました

 東北大学 河田雅圭 教授らとの統合ゲノミクス共同利用研究の一環として行われたアノールトカゲのゲノムアセンブリ決定と種間比較解析に関する論文が、11月4日付で MBC Ecology and Evolution 誌に掲載されました。
 トランスオミクス解析室は、NGS解析に貢献しました。

論文
Draft genome of six Cuban Anolis lizards and insights into genetic changes during their diversification, BMC Ecology and Evolution volume 22, Article number: 129 (2022)
DOI: https://doi.org/10.1186/s12862-022-02086-7

東京大学 藤原徹 教授らとの共同利用研究の成果が Plant Biotechnology 誌に掲載されました。

 東京大学 藤原徹教授らとの共同利用研究の一環として行われた、シロイヌナズナに関する論文が、Plant Biotechnology 誌に掲載されました。
 トランスオミクス解析室は、NGS解析に貢献しました。

論文
Role of GSL8 in low calcium tolerance in Arabidopsis thaliana, Plant Biotechnology, 2022, 39 巻, 3 号, p. 221-227
DOI:https://doi.org/10.5511/plantbiotechnology.22.0421a


プレスリリース:長距離移行性ペプチドを介した根における光合成産物の含量の制御に関する分子モデルを提唱

 新潟大学 岡本聡助教らとの統合ゲノミクス共同利用研究の一環として行われた、ダイズとシロイヌナズナ CLE2ペプチドの長距離シグナルに関係する論文が、5月14日付で Plant Physiology 誌に掲載され、プレスリリースが行われました。
 トランスオミクス解析室は、質量分析に貢献しました。

プレスリリース
https://www.nibb.ac.jp/pressroom/news/2022/05/26-2.html

論文
Long-distance translocation of CLAVATA3/ESR-related 2 peptide and its positive effect on roots sucrose status
Plant Physiology
doi: 10.1093/plphys/kiac227

リアルタイム PCR を設置しました

昨年度末に、リアルタイム PCR Thermo Fisher 社 QuantStudio 3 を共通棟I132室に設置しました。
各 4 つの励起及び発光フィルターを使用しており、汎用的に利用される殆どのアプリケーションの遂行が可能です。また、温度制御を 3 ゾーンに分割出来ます。なお、Cy5 を利用するアプリケーションには対応しておりません。

-ポイント-
・96 穴 0.2ml のプレートおよび同容量 8 連チューブ対応の純正品を利用下さい。
( 8 連チューブは設置方法が従来機と違います)
・Run mode は standard/fast mode 両者対応、fast mode は対応試薬が必要です。
・アニール温度等の制御を 3 分割出来て単一ランでの条件検討が可能です。

-注意点-
・消耗品類、試薬類は各自でご用意下さい。
・光学系の汚染防止のため、プレートやチューブにペンでの記載は絶対にお止め下さい。
・プレートやチューブを氷上に置く場合、氷の汚れが付着しないよう直接置かないようお願いします。

テクニカルセミナー開催報告

3月25日にテクニカルセミナーをオンライン開催しました。
徳島大学の小迫英尊教授に「近接依存性ビオチン標識 (BioID) 法による生体内タンパク質間相互作用の大規模解」と題しまして、質量分析に関連する取り組みを詳しくご講演いただきました。
参加者は99名。詳細は下記の通りです。

生物機能情報分析室 テクニカルセミナー
日時:2022年3月25日 
15:30- 15:35   はじめに
  NIBB生物機能情報分析室 重信 秀治 教授
15:35- 16:35   近接依存性ビオチン標識 (BioID) 法による生体内タンパク質間相互作用の大規模解
  徳島大学 小迫 英尊 教授
16:35- 16:45   当室の機器及び質量分析体制の紹介
  NIBB生物機能情報分析室 牧野由美子 技術職員

次世代DNAシーケンシング テクニカルセミナー

今年度PacBio社のロングリード1分子シーケンサーSequel IIeが導入されました。
Sequel IIeは従来機Sequelに、大幅な改良・性能アップが成された最新機器です。
この度、両社のマーケッティングと技術担当の方々をお迎えして、機器紹介のテクニ
カルセミナーを開催いたします。ゲノミクスはNIBBが次期重点課題に捉える、超階層
生物学研究の1基盤となるものです。多くの方々の参加を心待ちにしています。
 
「高精度ロングリードシーケンスが切り拓く非モデル生物の超階層生物学基盤 」


2021年12月24日(金)  13:30 ~ 15:00

13:30-13:40 Opening テストラン状況で見えた従来機からの性能躍進 山口勝司

13:40-14:00 Pacific Bioscience と弊社Sequel Iie システムのご紹介
パックバイオジャパン合同会社マーケティング部長  小松鉄平氏

14:00-14:40 HiFi シークエンシングを用いた最新の植物・動物研究のご紹介
トミーデジタルバイオロジー株式会社アライアンスプロダクト
フィールドアプリケーションスペシャリスト  勝又啓史氏

14:40-14:55 質疑応答

14:55-15:00 Closing   重信秀治