成果情報
【電子顕微鏡支援担当:大野伸彦(生理学研究所)】[2025.04.05]
樽野陽幸 教授(京都府立医科大学)の論文が Cell に掲載されました
咳と嚥下のスイッチ 喉に新たな感覚器官を発見
~咳治療に道筋、喉ごし感覚の⼀端か~
Soma S., Hayatsu N., Nomura K., Sherwood M. W., Murakami T., Sugiyama Y., Suematsu N., Aoki T., Yamada Y., Asayama M., Kaneko M., Ohbayashi K., Arizono M., Ohtsuka M., Hamada S., Matsumoto I., Iwasaki Y., Ohno N., Okazaki Y., Taruno A. Channel synapse mediates neurotransmission of airway protective chemoreflexes. Cell (2025) DOI:10.1016/j.cell.2025.03.007
<概要>本研究では、マウスを用いた実験で、苦味のある毒素を含む植物抽出物、タバコの煙、空気汚染物質、病原体関連物質など多様な侵害化学物質に対して生じる咳や嚥下を担う喉の感覚細胞を新たに発見しました。さらに、これらの細胞がアレルギー性の咳過敏症に関与することを明らかにしました。本研究成果をもとに、今後、この咳の機序がヒトにも存在することが明らかになれば、慢性咳嗽の診断および治療法に新たな道筋を与えることが期待されます。ABiS・電子顕微鏡支援(支援担当:大野伸彦)では、SBF-SEMを用いた3D-CLEMによる解析支援を行いました。
プレスリリース(JSTのサイト)


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