成果情報

【光学顕微鏡支援:東山哲也(名古屋大学)】[2021.05.11]
宇野何岸 特別研究員 (名古屋大学 現:マックス・プランク研究所 研究員)の論文が Nature Communications に掲載され、同誌Editors’ Highlights Biotechnology and methodsコーナーのFeatured articlesに選ばれました。また、日本植物形態学会第33回大会にて日本植物形態学会「平瀬賞」を受賞しました


多くの生物の核を明るく輝かせる
~蛍光色素Kakshine(カクシャイン)を開発~

Uno K., Sugimoto N., Sato Y. N-aryl pyrido cyanine derivatives are nuclear and organelle DNA markers for two-photon and super-resolution imaging. Nat Commun 12, 2650 (2021) DOI:10.1038/s41467-021-23019-w

<概要> 本研究では、ピリドシアニン骨格を基本とした新規核染色色素の合成に成功しました。二光子イメージングによる深部イメージング、蛍光寿命イメージングによる核DNAとミトコンドリアDNAの分離、超解像STEDイメージングによるクロマチンや核様体の精細な構造の可視化など、先端イメージングにも適用可能なことを示しました。ABiS・光学顕微鏡支援(支援担当:東山哲也、佐藤良勝)では、二光子顕微鏡、蛍光寿命顕微鏡、STED顕微鏡を使用し、本色素の先端イメージングへの適用性を解析する支援を行いました。

※本成果は同誌Editors’ Highlights Biotechnology and methodsコーナーのFeatured articlesに選ばれました。

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