研究概要

RESEARCH 食虫植物の進化

食虫植物は小動物を捕獲、消化、吸収することによって窒素やリン酸を吸収し、貧栄養な場所にも生育できます。食虫植物の進化には、捕獲に適した捕虫葉、消化液やその分泌システム、吸収システムの進化が必要で、これらが全てそろって適応的になることから、複合適応進化の典型的な例です。我々は、どのような分子機構によって捕虫葉、消化システム、吸収システムが進化したのかを研究しています。

  1. サラセニアの袋型捕虫葉の進化
  2. 食虫植物の消化酵素の起源と進化
  3. フクロユキノシタのゲノム解読と捕虫葉形態進化
  4. ハエトリソウの記憶機構(「植物の運動機構と進化」の該当ページにリンク)
  5. フクロユキノシタの環境による葉形態可塑性の分子機構
  6. コモウセンゴケのゲノム解読と捕虫葉形態進化
  7. ウツボカズラの捕虫葉形態進化