| 研究代表者 | 眞貝 洋一（国立研究開発法人理化学研究所 開拓研究本部） |
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| 研究分担者 | 研究分担者 平谷 伊智朗（国立研究開発法人理化学研究所 生命機能科学研究センター） |
遺伝子の発現は、ゲノム情報であるDNAとヒストンタンパク質から成るヌクレオソームレベル、ヌクレオソームがさらに折り畳まったクロマチンレベル、そしてクロマチンが核内でどのような配置を取るかといったクロマチンドメインや核内コンパートメントと呼ばれるレベルで多階層的に制御されています。これらのクロマチンの高次構造は細胞分化に伴って変動し、クロマチンが潜在的にもつ転写の起こりやすさ（クロマチンポテンシャル）を規定していると考えています。本研究では、マウス胚性幹細胞（ES 細胞）とそれを分化させた細胞を用いて、クロマチンの動的制御に関わる因子に焦点を絞り、ヌクレオソームレベルからクロマチンドメインや核内コンパートメントレベルで働いているクロマチン構造制御に寄与する機構を明らかにすることで、細胞分化を実現するクロマチンポテンシャルの実体の解明を目指します。
