4Dゲノムアーキテクチャと細胞の転写活性

研究代表者 笹井 理生(名古屋大学大学院 工学研究科)
4Dゲノムアーキテクチャと細胞の転写活性

4Dゲノムアーキテクチャ、すなわち、ゲノム規模のクロマチン立体構造とそのダイナミクスを考えるための重要な手段として、ゲノム立体構造をシミュレートする動力学計算モデルの開発が強く望まれてきた。本研究では、クロマチン相分離の原理に基づく新規モデルによってゲノム立体構造の時間変化を計算し、ゲノム動態と転写活性の関係に迫る。さらに、細胞の転写活性とクロマチン運動の関係を示す実験グループのデータを系統的に解析し、転写活性がクロマチン運動に与える効果を調べる。こうして、計算と実験データ解析を総合して、様々な規模におよぶゲノム動態と転写の豊富な関係を明らかにする。

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