個体老化に伴う肝細胞クロマチンポテンシャル低下機構の解明と制御

研究代表者 鈴木 淳史(九州大学 生体防御医学研究所 器官発生再生学分野)
個体老化に伴う肝細胞クロマチンポテンシャル低下機構の解明と制御

個体の老化に伴って組織・臓器の恒常的機能は低下し、同様に損傷後の再生能も低下します。高い再生能をもつことで知られる肝臓も例外ではなく、老化によってその再生能が低下することが50年以上も前から知られています。しかし、個体老化に伴う肝再生能の低下がどういった分子機構によって制御されているのかは未だによくわかっていません。そこで本研究では、個体老化に伴う肝再生能の低下を肝細胞に生じるクロマチンポテンシャルの低下として捉え、そのメカニズムの解明から、肝臓の再生原理究明や老化に伴う肝再生不全から生じる様々な肝疾患の発症機序解明、診断、治療法の開発に貢献したいと考えています。

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