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(26年度)公募研究について

新学術領域研究(研究領域提案型)の研究概要

31 動物における配偶子産生システムの制御

  領域略称名:配偶子産生制御
  領域番号:3504
  設定期間:平成25年度~平成29年度
  領域代表者:小林 悟
  所属機関:自然科学研究機構岡崎統合バイオサイエンスセンター

 動物が安定して子孫を残すためには、配偶子の元となる始原生殖細胞を作り出すこと、それに由来する配偶子幹細胞の働きにより配偶子を継続して産生することが不可欠である。本研究領域では、この2つの過程に注目し、動物の配偶子産生システム制御機構を解明することを目的とする。このとき、動物種を越えて機能する共通メカニズムに注目すること、in vivo の解析とともにin vitro で配偶子産生過程を再現することを連携して行い、より深い理解を目指す。
 このため、以下の研究項目について、「計画研究」により重点的に研究を推進するとともに、2年間の研究を公募する。1年間の研究は応募の対象としない。また、研究分担者を置くことはできない。
 公募研究の採択目安件数は、単年度当たりの応募額800万円を上限とする研究を3件程度、500万円を上限とする研究を5件程度予定している。
 本研究領域は、配偶子産生システムの制御機構を明らかにする研究項目A01 と、in vitro において配偶子産生を再現する研究項目A02 で構成される。研究項目A01 で得られる研究成果を基盤とし、研究項目A02 においてin vitro で配偶子産生を再現する。さらにその系をA01 の解析系として使うことにより、in vivo で行われてきた研究に技術革新をもたらす。計画研究とともに、様々な動物を用いる公募研究を取り込むことで、広い分野にまたがる新たな学術領域を創成する。このため、研究項目A01では、ショウジョウバエやマウスの他、特徴ある配偶子産生制御を行う動物における配偶子産生過程の制御機構を解明する研究を、研究項目A02では、in vitroにおいて配偶子産生を再現する培養系を開発する研究を募集する。萌芽的であるが、新たな研究の方向性を示す独創的な研究を行っている若手研究者の提案も歓迎する。
 なお、研究内容の詳細については、領域ホームページ(http://www.nibb.ac.jp/adventures-in-germline-wonderland/)を参照すること。

 (研究項目)
  A01 配偶子産生システムの制御機構を知る
  A02 in vitroで配偶子産生を再現する

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