【光学顕微鏡支援担当:東山哲也(名古屋大学)】[2016.12.16]
宇野何岸 学振特別研究員(名古屋大学)の論文が An Asian Journal に掲載されました


非対称性シアニン色素の高蛍光量子収率の鍵構造を同定

Uno K., Sasaki T., Sugimoto N., Ito H., Nishihara T., Hagihara S., Higashiyama T., Sasaki N., Sato Y., Itami K. Key Structural Elements of Unsymmetrical Cyanine Dyes for Highly Sensitive Fluorescence Turn-On DNA Probes. Chemistry – An Asian Journal 12, 233-8 (2017)DOI:10.1002/asia.201601430

<概要>本研究では、SYBR-GreenⅠに代表される非対称性シアニン色素が示す高い蛍光量子収率の鍵となる構造を同定し、この知見をもとにヘテロ原子置換やシアニンの共役拡張を施すことで、吸収・蛍光波長の長波長化を実現し可視光領域を幅広く網羅する一連の非対称型DNA染色色素の開発に成功しました。ABiS・光学顕微鏡支援(支援担当:東山哲也・佐藤良勝)では共焦点顕微鏡による細胞イメージング解析を支援しました。

【光学顕微鏡支援担当:東山哲也(名古屋大学)】[2016.11.28]
打田直行 特任准教授(名古屋大学)の論文が New Phytologist に掲載されました


植物の肥大成長を調節する受容体の機能を明らかに

Ikematsu S., Tasaka M., Torii K.U., Uchida N. ERECTA-family receptor kinase genes redundantly prevent premature progression of secondary growth in the Arabidopsis hypocotyl. New Phytol 213, 1697-709 (2017)DOI:10.1111/nph.14335

<概要>本研究では、植物の胚軸組織の肥大成長の調節に関わる受容体の機能を解析しました。その結果、植物ホルモンのジベレリンに対する感受性を胚軸がその成長に合わせて獲得していく過程で、今回着目した受容体がその感受性を適切なレベルに調節していることを発見しました。ABiS・光学顕微鏡支援(支援担当:東山哲也・佐藤良勝)では共焦点顕微鏡によるスペクトルイメージング解析を支援しました。

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