研究者のための 科学広報入門

マスメディアに向けた情報発信のスタイルは２種類あります。１つは記者会見を開くこと、もう１つは「投げ込み」とよばれる資料配布を行う、というものです。（もちろん、すでに顔なじみの記者がいるような場合、その記者に直接連絡をとって取材をお願いするようなケースもあるかもしれませんが、ここでは相手先を特定しないマスメディア向けの情報発信についてを紹介します。）いずれの場合も、発表内容を簡素にまとめた報道発表資料（プレスリリース）を用意する必要があります。

プレスリリースは、マスメディアへの情報提供の基本形態です。企業が新製品を発売するとき、新しい事業を始めるとき、Ａ４で１〜２枚程度に情報をまとめ、マスメディアに向けて発信しています。

まずは企業のプレスリリースがどのようなものか、一度見てみて下さい。
新着プレスリリース一覧（日経電子版プレスリリース）

このスタイルを模して、研究成果についてもプレスリリースという形でマスメディア向けに発信することが出来ます。プレスリリースに関するスタイルは、所属する機関ごとに異なりますので、プレスリリースを出したいと思ったら、まず、自分の所属機関の広報室に相談してみましょう。

ありがちな失敗 に続く