About Technical Division

技術課とは?

技術課とは?

技術課という言葉は聞きなれない方も多いと思います。最近では大学等でも技術職員が組織化されて技術部が作られておりますが、基礎生物学研究所における技術課は基生研設立とともに設置されており、技術者の集団として確固たる地位を築いてきました。技術課の仕事を一言で表すことは難しいですが、研究所の様々な業務を表裏両面から支えることで研究活動がより円滑に行われるよう努めています。そんな技術課について簡単に紹介します。
 


技術課の組織

技術課は大きく二つの班に分かれて活動しています。

一つは研究技術班で、研究部門・研究室に配属され、所属長の指示の下、細胞培養や動植物の管理、遺伝子操作などを行うことで、各研究室で行われている研究を直接的に支援しています。

もう一つは研究施設技術班で、主にセンターなどの施設に配属され、研究所の設備・機器の維持管理、顕微鏡や大型照射装置の維持管理、質量分析や塩基配列の解析などの技術支援を通して、研究所の活動に寄与しています。

また、施設には技術職員を補佐する技術支援員も配置されており、技術職員とともに支援活動において重要な役割を担っています。
 

技術課の役割

技術課では配属先での研究支援に加えて、研究所全体の運営に関わる業務も担当しており、技術職員で分担して行っています。例えば、純水製造装置や製氷機、大型プリンターの維持管理、毒劇物の管理、安全衛生の巡視など、様々な場面で研究所の活動をサポートしています。
また、技術課独自の活動として生物学技術研究会を主催しており、全国の生物学分野に属する技術職員のスキルアップにも寄与しています。