第9回NIBBバイオイメージングフォーラム
「物理特性のイメージング」
主催: 自然科学研究機構 基礎生物学研究所
日程: 2015年1月26日(月)−27日(火)
場所: 自然科学研究機構 岡崎コンファレンスセンター大会議室(愛知県岡崎市)
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Message
2014年のノーベル化学賞が超解像顕微鏡に贈られたように、バイオイメージングの技術に対してより一層の期待が持たれているのだと思います。切片による形態の観察から始まった顕微鏡の歴史は今や生命現象の諸要素である特定分子の局在・濃度・活性の計測までも可能となっています。一方で、生命科学であまり取り扱われて来なかった要素として、「力」と「温度」を顕微鏡で可視化する動きが見られ、新しい生物学分野の息吹が感じられます。今回のバイオイメージングフォーラムはこれら物理的な特性の定量化・可視化に焦点を当て、現在の先端の計測手法や、それを利用する、あるいはそれに期待するサイエンスの研究者に講演を依頼しました。未知の部分も多いフロンティア領域の「温度」を体感して頂き、そこから生まれる融合研究の「力」を予感して頂ける会にしたいと思います。
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Organizers
亀井 保博 |
基礎生物学研究所生物機能解析センター光学解析室 |
野中 茂紀 |
基礎生物学研究所イメージングサイエンス研究領域 |
藤森 俊彦 |
基礎生物学研究所初期発生研究部門 |
上野 直人 |
基礎生物学研究所副所長 |
(事務局 基礎生物学研究所生物機能解析センター光学解析室:biforum@nibb.ac.jp)
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Invited Speakers
碓井 理夫 |
京都大学大学院生命科学研究科 |
内橋 貴之 |
金沢大学理工研究域数物科学系 |
岡部 弘基 |
東京大学大学院薬学系研究科 |
亀井 保博 |
基礎生物学研究所生物機能解析センター |
清中 茂樹 |
京都大学大学院工学研究科 |
出口 真次 |
名古屋工業大学大学院工学研究科 |
中野 雅裕 |
大阪大学産業科学研究所 |
濱田 隆宏 |
東京大学大学院総合文化研究科 |
広井 賀子 |
慶應義塾大学理工学部生命情報学科 |
古本 強 |
龍谷大学文学部農学研究所 |
三井 優輔 |
基礎生物学研究所分子発生学研究部門 |
山本 正道 |
群馬大学先端科学研究指導者育成ユニット |
吉木 啓介 |
兵庫県立大学大学院工学研究科 |
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Time Table
(タイトルは仮題です。講演順や時間は変更になる可能性があります。)
1月26日(月) |
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12:00〜 |
受付(岡崎コンファレンスセンター) |
13:00〜13:05 |
開会の挨拶 |
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セッション1 生物学における「熱」と「温度」
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(座長:野中 茂紀) |
13:05〜13:40 |
講演1 |
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「ポリマー温度センサーと定量的顕微鏡法を用いた細胞内温度イメージング」 |
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岡部 弘基 東京大学大学院薬学系研究科 |
13:40〜14:15 |
講演2 |
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「オルガネラ局在型サーモセンサーtsGFPの開発と生体の熱産生機構の可視化」 |
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清中 茂樹 京都大学大学院工学研究科 |
14:15〜14:50 |
講演3 |
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「遺伝子にコードされた蛍光性温度プローブタンパク質の開発」 |
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中野 雅裕 大阪大学産業科学研究所 |
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14:50〜15:05 |
Break |
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(座長:中野 雅裕) |
15:05〜15:40 |
講演4 |
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「細胞内温度変化は高次の生命現象に影響しうるか」 |
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広井 賀子 慶應義塾大学理工学部生命情報学科 |
15:40〜16:15 |
講演5 |
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「植物のRNA 顆粒を介した温度変化応答」 |
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濱田 隆宏 東京大学大学院総合文化研究科 |
16:15〜16:35 |
講演6(所内研究者) |
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「生体内局所遺伝子発現顕微鏡(IR-LEGO)の紹介」 |
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亀井 保博 基礎生物学研究所生物機能解析センター |
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16:35〜16:50 |
Break |
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(座長:亀井 保博) |
16:50〜17:25 |
講演7 |
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「高温感覚器への赤外線レーザー刺激とCaイメージングの同時実施」 |
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碓井 理夫 京都大学大学院生命科学研究科 |
17:25〜18:10 |
講演8 |
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「植物のクールセンシング 分子遺伝学的アプローチ」 |
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古本 強 龍谷大学文学部農学研究所 |
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18:10〜18:15 |
事務連絡等 |
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18:20〜20:20 |
懇親会(中会議室 3,500円を予定) |
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1月27日(火) |
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8:55〜9:00 |
事務連絡等 |
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セッション2 生物学における「力」と「分子動態」 |
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(座長:山本 正道) |
9:00〜9:35 |
講演9 |
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「高速原子間力顕微鏡によるタンパク質のダイナミクスと物性計測」 |
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内橋 貴之 金沢大学理工研究域数物科学系 |
9:35〜10:10 |
講演10 |
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「SHG顕微鏡とマイクロ引張り試験機を用いたコラーゲン線維内の応力分布の可視」 |
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吉木 啓介 兵庫県立大学大学院工学研究科 |
10:10〜10:30 |
講演11(所内研究者) |
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「拡散係数の計測から見えてきたWntモルフォゲンの挙動」 |
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三井 優輔 基礎生物学研究所分子発生学研究部門 |
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10:30〜10:45 |
Break |
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(座長:三井 優輔) |
10:45〜11:20 |
講演12 |
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「マウス生体内におけるATP動態」 |
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山本 正道 群馬大学先端科学研究指導者育成ユニット |
11:20〜11:55 |
講演13 |
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「培養細胞の収縮力の可視化」 |
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出口 真次 名古屋工業大学大学院工学研究科 |
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11:55〜12:05 |
閉会の挨拶 |
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Additional Information
希望者の方には会の終了後(13:30〜14:30を予定)基礎生物学研究所施設(明大寺地区顕微鏡機器)の見学会を行います。参加希望は当日で結構です。
〈過去のバイオイメージングフォーラムのリンク〉
8th「これからのバイオイメージングの方向性」(2014.3.4) 「全国大学等バイオイメージング連携体制の今後のあり方を考える会」(2014.3.5-6)
7th「顕微鏡の新機軸」
6th「画像科学シンポジウム&バイオイメージングフォーラム」
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Registration
参加申込:12/22 開始
申込締切:1/16
申込フォームをダウンロードし、必要事項を記入の上、biforum@nibb.ac.jpまで1月16日までにお送りください。
(アドレスの@の前は「ビー・アイ・フォーラム」です。)
参加費無料(懇親会は3,500円を予定)
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Accommodation
自然科学研究機構宿泊施設(三島ロッジ)の予約を承ります。申し込みフォームに宿泊希望をご記入ください。満室の際は申し訳ございませんが、近隣のホテルを各自でご予約下さい。
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Travel Expenses
旅費の補助はありません。(招待・講演者を除く)
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Access
受付・会場は岡崎コンファレンスセンター ≫ 各方面からのアクセス
≫ 最寄駅(名古屋鉄道 東岡崎駅)からのアクセス
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