アミノ酸分析(日立: L8500A 型)

1. アミノ酸分析(依頼書 PDFword)担当:森

使用装置:アミノ酸分析計 日立 L8500A
アミノ酸分析を依頼される際は、下記の点を参考に試料を調製し、不明の点は試料調製前にご相談下さい。

タンパク質試料の調製:
タンパク質などのアミノ酸分析では高純度の試料が要求され、また遊離アミノ酸等の夾雑も抑える必要があります。試料の溶媒としては不揮発性の塩類を含まないものを使用し、HPLC 精製する場合も同様な溶離液(例:トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリル-水)で溶出して下さい。また、ゲル電気泳動で分離する場合は、PVDF 膜へ転写して下さい。

加水分解:
タンパク質の加水分解処理を依頼される場合は、指定の容器をお渡しします。分析室では定沸点塩酸による気相法での標準的な加水分解(0.1%フェノール共存下、110℃,24時間)を行います。

参考文献(入門書)

1. 岩松明彦(1996)アミノ酸分析(機器分析の手引き 2 第二版・第五章 pp.81-93)化学同人
2. 安原義(1996)アミノ酸分析・配列分析(機器分析ガイドブック pp.920-931)丸善

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