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小川毅彦

研究の概要

 生物の生体内では様々な生命現象がごく自然に惹起し、維持され、また消失しています。私たちが興味をもって取り組んでいる精子形成もその一つですが、それはオスの精巣内で生じている細胞の増殖と分化の過程です。しかし、その精子形成はひとたび精巣を体外に取り出したら、維持することはできません。その他ほとんどの組織や細胞も体外で維持することは困難です。生命現象をより深く、詳細に理解するためにはそのための実験系が必要であり、その一つが培養系です。 私たちは、精子形成を体外で誘導し、維持できる培養系を世界で初めて開発しました。その成果を基礎に、より良い培養系を開発し、生命現象の謎を解き明かすことを目的に研究を行っています。また、そのようにして解明されたメカニズムが、病態の理解や治療法の開発につながることを目指しています。

研究の概要_小川















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