トレーニング情報
2023年度(令和5年度)第24回ABiS電子顕微鏡トレーニング
●日本顕微鏡学会・液状材料の微細構造研究部会
2023年度研究討論会 「液状材料の構造可視化へのクライオ電子顕微鏡の適用」
●ABiS電子顕微鏡トレーニング 「クライオSEMによる含水・液体試料の観察」
●研究討論会
開催日程:2023年11月20日(月)
開催場所:姫路・西はりま地場産業センター(じばさんびる)
〒670-0962 兵庫県姫路市南駅前町123 ※JR山陽線/山陽新幹線・姫路駅南口出てすぐ
●電子顕微鏡トレーニング
開催日程:2023年11月21日(火)・ 22日(水)
開催場所:兵庫県立大学 播磨理学キャンパス 研究2期棟
〒678-1205 兵庫県赤穂郡上郡町光都3-1-2
※JR山陽線/山陽新幹線・相生駅南口よりウイング神姫「SPring-8」行きのバスに乗車し
「県立大理学部前」(約22分)バス停にて下車 徒歩3分
開催目的
液状材料の微細構造研究部会を中心に2023年度研究討論会を開催いたします。液状材料(電極インクなど)の構造可視化へのクライオ電子顕微鏡の適用について、下記の3つの視点からの講演を、大学(2件)ならびに産業界(12件)からいただきます。
1. 産業・マテリアルサイエンス分野の視点から見たクライオ電子顕微鏡への期待
2. クライオ電子顕微鏡を活用した最新の技術動向
3. 装置産業の視点から見た最新動向
最新の技術動向、今後のクライオ電子顕微鏡の活用、装置開発への期待など、の討論を行います。
電子顕微鏡トレーニングでは、液体試料・含水試料などの急速凍結から、クライオSEM観察までの実践的なトレーニングを行います。クライオSEMは、生体組織や培養細胞などの生物系試料ばかりでなく、乳製品を始めとするエマルション、インクなどのスラリー、水や有機溶媒を主要構成成分とする液状材料、およびゲル状態の試料に関して、化学固定をすることなく流動性のある試料を急速凍結/非晶質凍結させることにより、液体を含んだ状態の微細構造のまま電子線ダメージを抑えて観察できる非常に有用な手法です。また、化学固定、脱水・乾燥、樹脂包埋など、一般的な試料調製の過程で失われてしまう様々な可溶性物質をすべて保存したまま、本来の状態に近い試料の観察をすることが可能です。生物系から材料系まで非常に幅広い研究分野において、水や様々な液体を含む試料の微細構造観察において、今後の発展が大いに期待されています。
今回のトレーニングでは、(1)含水・液体試料の高圧凍結、(2)凍結切削(ダイアモンドナイフによる平面出し)、(3)クライオSEM観察、の各工程を、クライオトランスファー装置(Leica EM VCT-500)でリンクさせた“クライオSEMシステム”の実習を行います。
なお参加者の持込試料について、電子顕微鏡トレーニング用の試料として調製し、終了後の11月23日(木・祝日)にプレリミナリーな観察でよければ対応可能な場合があります。試料の持込を希望する場合は、電子顕微鏡トレーニングに参加申込をする際に、備考欄に持込試料について記載して下さい。
受講対象
クライオ電子顕微鏡法による液状材料の観察に興味のある方
クライオSEMによる観察や試料の凍結技法に興味のある方
研究・開発・評価などの仕事でクライオ電子顕微鏡法に従事している方
スケジュール
11月20日(月) | ||
10:00~16:00 | 研究討論会(詳しくは別紙プログラムをご参照ください) |
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11月21日(火) | ||
10:00~12:00 | クライオSEMに関する講義 | 13:00~16:00 | 高圧凍結 |
16:00~17:00 |
質疑応答・まとめ |
|
11月22日(水) | 10:00~12:00 | 凍結切削 |
13:00~16:00 | クライオSEM観察 | |
16:00~17:00 | 質疑応答・まとめ |
※研究討論会は1日間、電子顕微鏡トレーニング(クライオSEM)は2日間のコースとなっています。
【研究討論会 1日間】、【電子顕微鏡トレーニング 2日間】の参加申込用のフォームから、それぞれ
参加申込をしてください。
主催
●研究討論会
日本顕微鏡学会 液状材料の微細構造研究部会
ライカマイクロシステムズ株式会社
学術変革領域研究(学術研究支援基盤形成)先端バイオイメージング支援プラットフォーム
※定員:研究討論会40名
●電子顕微鏡トレーニング
学術変革領域研究(学術研究支援基盤形成)先端バイオイメージング支援プラットフォーム
日本顕微鏡学会 生体解析分科会
ライカマイクロシステムズ株式会社
兵庫県立大学 大学院理学研究科
※定員:電子顕微鏡トレーニング10名(科研費採択者またはその関係者5名程度を含む)
※電子顕微鏡トレーニング講師
西野有里・宮澤淳夫(兵庫県立大学大学院理学研究科)
伊藤喜子(ライカマイクロシステムズ(株))
参加費
●研究討論会:2,000円(日本顕微鏡学会会員:不課税)、3,000円(日本顕微鏡学会非会員:税込)
●電子顕微鏡トレーニング:10,000円(日本顕微鏡学会会員:不課税)、11,000円(日本顕微鏡学会非会員:税込)
※それぞれの会場受付にて、現金でお支払いください。その場で領収書をお渡しいたします。
※学生は無料となる場合がありますので、お申し込みの際にご連絡ください。
申込締切日
2023年11月13日(月)
申込方法
下記、Webサイトより必要事項をご記入の上、お申し込みください。
https://xlab.leica-microsystems.com/workshop/abis_nov2023
役職について
※学生の場合は学年の記載をお願いします。
備考欄へ記載のお願い
※日本顕微鏡学会の会員・非会員の別を、必ずお知らせください。
※研究討論会の終了後に開催する意見交換会(懇親会)への参加・不参加をお知らせください。
※科研費採択者および関係者は、備考欄に下記の記入をお願いします
・科研費採択情報(種目、課題名、研究期間、研究代表者)
・ご自身が科研費に採択されていないポスドク・大学院生等は、指導教員の科研費採択情報
※電子顕微鏡トレーニングに持込試料の希望があればお知らせください。
その他
※定員になり次第、締め切りとなりますのでご了承ください。
※トレーニングの様子を撮影することがありますので予めご了承ください。
以上