成果情報

【光学顕微鏡支援:根本知己(生理学研究所)】[2024.08.06]
大野良和 特任助教(北里大学)の論文が Frontiers in Marine Science に掲載されました

サンゴの骨格形成過程で生じる結晶微粒子を可視化
―サンゴ骨格の立体構造に関与する石灰化中心―

Ohno Y., Takahashi A., Tsutsumi M., Kubota A., Iguchi A., Iijima M., Mizusawa N., Nakamura T., Suzuki A., Suzuki M., Yasumoto J., Watabe S., Sakai K., Nemoto T.,Yasumoto K. Live imaging of center of calcification formation during septum development in primary polyps of Acropora digitifera. Frontiers in Marine Science (2024) DOI:10.3389/fmars.2024.1406446

<概要>サンゴは炭酸カルシウムを主成分とした立体的な骨格を形成します。骨格形成の成長部には石灰化中心が存在し、垂直方向に成長する骨格である隔壁の形成に関わることが近年の研究で示唆されていました。本研究では、蛍光イメージングによって、生体のサンゴ稚ポリプの石灰化中心の直接観察に成功しました。
ABiS・光学顕微鏡支援(支援担当:根本知己、堤元佐)では、石灰化中心付近における炭酸カルシウム結晶の画像解析による追跡を支援しました。

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