林 拓也

林 拓也HAYASHI TAKUYA

理化学研究所 生命機能科学研究センター・チームリーダー

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林 拓也 HAYASHI TAKUYA

霊長類脳の構造・機能・連絡性を “生きたまま” で観察するための、世界唯一の霊長類脳コネクトームMRI装置を用いた撮影や解析技術支援を行います。神経活動の伝達効率に重要なミエリンや、その他の生物学的な指標(神経突起、皮質厚、機能的連絡性、拡散連絡性)を包括的に評価します。ヒト脳だけでなく霊長類脳に対応できるよう一般化された確かな撮像・解析技術を提供し、またその技術移転を支援します。

 

霊長類コネクトームMRI

高い均一性と解像度を両立した霊長類脳画像を取得する世界唯一の3テスラMRIシステムは、高性能霊長類頭部コイルを多数備えています(Autio et al., 2020)。コイルの使用法・撮像シーケンスについてもご相談いただけます。

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HCP Pipeline高速並列解析装置

皮質分画化や体積・表面解析、高精度位置合わせ、歪み補正、動き補正、ノイズリダクション、性能評価などを自動的に行う多数のCPUとGPUを備えた並列計算システムで、高速に並列計算処理を行います。また解析装置の使用法・解析法もサポートします。

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高解像度MRI画像

ヒト、霊長類脳MRIの生のMRI画像の一部の例をお示しします。実際には大量の高解像度3次元または4次元の画像を取得し、それらを併せて前処置解析することで生物学的な解釈可能なデータに変換します。

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霊長類脳の皮質分析結果

上記装置での自動解析により算出されたミエリンマップやデフォルトモードネットワークの皮質分布を得ることができます(Hayashi et al., 2022)。これら皮質と皮質下の脳機能構築の種間差・個体差、ライフスパンや行動との関係を探ります。

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高次解析技術

多変量の画像や行動や遺伝子データを分析し、脳データの背景にある因子の分析、データ間の因果性・方向性を分析し脳機能構築の生物学的な解明をします。

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