佐藤 良勝

佐藤 良勝SATO YOSHIKATSU

名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所・特任准教授

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佐藤 良勝 SATO YOSHIKATSU

名古屋大学ライブイメージングセンターは、植物イメージングを得意としますが被写体は動植物を問いません。また,光の回折限界を超える超解像観察から個体を対象とする広視野観察まで、ビデオレート以下の高時間分解能観察から数日に及ぶ長時間観察まで幅広く対応する共同利用施設です。また、スペクトルイメージングや蛍光寿命イメージングを用いたマルチイメージングも可能です。さらに、マイクロ流体デバイス作製室も整備され、材料とその解析目的に適したプレパレーションを独自に作ることができます。これらの利用にあたってはコーディネーターがサポートし、ユーザーの成果につながる運営を心がけます。

 

HeLa細胞における共焦点画像とSTED超解像画像

ITbMで開発した新規DNA染色色素Kakshine PC3 (Uno et al. 2021 Nat Commun 12 2650) によって染色したHeLa細胞の核を超解像顕微鏡(SP8-gSTED_FALCON; Leica)にて撮影した例。(左)共焦点画像(右)STED超解像画像HoechstやSYBR Greenよりも長波長のDNA染色色素を必要とされている方には、Kakshineシリーズの配布も行っております。どうぞご気軽に御連絡ください。

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シロイヌナズナ雌しべ内部と花粉管の広視野撮影画像

蛍光タンパク質(mApple, Venus, mTFP1)を発現するシロイヌナズナの花粉を雌しべ柱頭に受粉した後、ClearSee (Kurihara et al. 2015 Development 142 4168-79)により透明化した組織を蛍光実体顕微鏡(AxioZoom V16; Zeiss)にて撮影した例。(左)通常のZ-sectioning像 (右)Apotome2を用いたZ-sectioning 像 サンプル提供は水多陽子博士(名古屋大学)。
広視野蛍光イメージングを簡便に行いたい方はご気軽にご相談ください。

 

ヒメツリガネゴケ茎葉体のスペクトルイメージング画像

ヒメツリガネゴケ茎葉体を用いて、Propidium Iodite (PI) で染色された細胞壁、H2B-mRFPでラベルされた核、葉緑体の自家蛍光を共焦点レーザー顕微鏡(LSM780; Zeiss)を用いて撮影し、スペクトル分離した例。蛍光フィルターによる分離が困難な蛍光色素を分離することができます。

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MitoTracker Deep Redと葉緑体の自家蛍光の蛍光寿命イメージング画像

ヒメツリガネゴケ原糸体細胞のミトコンドリアをMitoTracker Deep Red で染色し、633 nmで励起して撮影した例。(左)蛍光波長とその輝度を撮影した画像 (右)蛍光寿命イメージング画像 蛍光寿命イメージング法は、従来の蛍光波長とその輝度を軸とした撮影法では分離が困難な蛍光色素を蛍光寿命の違いにより分離することができます。

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マイクロ流路を用いた花粉管伸長解析の模式図と顕微鏡画像

上段はトレニアの雌しべをマイクロデバイスに挿して花粉管をマイクロ流路に誘導する模式図。下段はマイクロ流路内を伸長する花粉管が1 µmの隙間を通り抜けることを示した画像(Yanagisawa et al. 2017 Sci Rep 7 1403より一部改変して転載)。独自のマイクロ流路の設計についてもご相談ください。

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