澤田 和明

半導体により作製したイオンイメージセンサチップを活用して、対象からの神経伝達物質であるH2O2、乳酸やATPなどの神経伝達物質の放出やイオンチャネルを介したカリウムイオン、ナトリウムイオンなど細胞外のイオンの動きを高い解像度で非標識に観察するイオンイメージセンサシステムを活用する技術支援を行います。観察の対象物に合わせ、生体に直接刺入するタイプのシステム(in-vivoシステム)や対象物を直接静置して観察するシステム(in-vitro)が提供可能です。センサ上で薬剤を使用することが可能であり、マイクロ流路との一体化も可能です。依頼者の所属機関等で実験できる環境を提供し技術移転を行います。
イオンイメージセンサチップとその観察例
生体組織をイオン非標識に可視化できるシリコンチップ(イオンイメージセンサチップ)に接触することで組織表面のイオンの動きを直接見ることができます。

ATPイメージセンサ上に海馬を静置して電気刺激している様子とATP放出のイメージ例
対象物をセンサチップ上に静置して電気刺激や薬液刺激を行うことができます。マイクロ流路とも一体化可能ですのでご相談ください。

刺入型イオンイメージセンサとマウスにセンサを挿入した様子
先端1mm、長さ3mm、厚さ100umのセンサを対象物に差し込んで、深さ方向のイオンの分布や動きを観察することも可能です。(#生物実験の写真は鍋倉研ご協力)

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