洲崎 悦生

CUBIC試薬による組織透明化の例
CUBIC試薬は実験動物全身の様々な臓器を高度に透明化し、ライトシート顕微鏡で3次元観察できるようにします。ここに示す最新のCUBIC試薬(CUBIC-L、CUBIC-R)は、1600以上の化合物から大規模スクリーニングによって選別された理想的な化合物から構成されています。
本研究成果は2018年にCell Reports誌に掲載されました(Tainaka et al. Cell Rep. 2018, DOI: 10.1016/j.celrep.2018.07.056)。

CUBIC-HistoVIsionによる臓器全体の組織3次元染色
CUBIC-HistoVIsionは、組織の物理化学的物性を考慮した最適な3次元染色パラメーターの組み合わせによって設計されました。マウス全脳など1cm角サイズのサンプルを均一に染色することができる、数少ない組織3次元染色プロトコルの一つです。染色過程では蛍光タンパク質のシグナルを保持できるため、組織学的ラベリングと遺伝学的ラベリングを組み合わせた可視化も可能です。本研究成果は2020年にNature Communications誌に掲載されました(Susaki et al. Nat Commun. 2020, DOI: 10.1038/s41467-020-15906-5)。

CUBICにより透明化した3次元組織を撮影するための専用ライトシート顕微鏡GEMINI system
支援者がオリンパス株式会社と共同開発した透明化組織専用ライトシート顕微鏡です。2方向照明、2方向検出で、ラット脳など大型のサンプルにも対応可能です。

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