洲崎 悦生

洲崎 悦生SUSAKI ETSUO

順天堂大学 大学院医学研究科・主任教授

YouTube
支援紹介動画はこちらから
洲崎 悦生 SUSAKI ETSUO

組織透明化技術を用いた3次元観察手法をご自身の研究室に導入し、中長期に活用したい研究者を対象とします。研究目的に応じた組織透明化技術導入に関するコンサルティング、CUBIC技術を中心とした組織透明化・組織3次元染色技術導入のためのトレーニング、支援者が開発をすすめるローコストライトシート顕微鏡の構築支援などを担当します。最終的に被支援者が透明化、ラベリング、3次元観察、解析をご自身の研究場所で独立して実施するための技術移転を行います。ABiS参画機関が保有する様々なライトシート顕微鏡を用いて、被支援者が準備したサンプルの観察に関するサポートも受け付けます。

 

CUBIC試薬による組織透明化の例

CUBIC試薬は実験動物全身の様々な臓器を高度に透明化し、ライトシート顕微鏡で3次元観察できるようにします。ここに示す最新のCUBIC試薬(CUBIC-L、CUBIC-R)は、1600以上の化合物から大規模スクリーニングによって選別された理想的な化合物から構成されています。
本研究成果は2018年にCell Reports誌に掲載されました(Tainaka et al. Cell Rep. 2018, DOI: 10.1016/j.celrep.2018.07.056)。

画像01
 

 

CUBIC-HistoVIsionによる臓器全体の組織3次元染色

CUBIC-HistoVIsionは、組織の物理化学的物性を考慮した最適な3次元染色パラメーターの組み合わせによって設計されました。マウス全脳など1cm角サイズのサンプルを均一に染色することができる、数少ない組織3次元染色プロトコルの一つです。染色過程では蛍光タンパク質のシグナルを保持できるため、組織学的ラベリングと遺伝学的ラベリングを組み合わせた可視化も可能です。本研究成果は2020年にNature Communications誌に掲載されました(Susaki et al. Nat Commun. 2020, DOI: 10.1038/s41467-020-15906-5)。

画像02

 

CUBICにより透明化した3次元組織を撮影するための専用ライトシート顕微鏡GEMINI system

支援者がオリンパス株式会社と共同開発した透明化組織専用ライトシート顕微鏡です。2方向照明、2方向検出で、ラット脳など大型のサンプルにも対応可能です。

画像03

 

支援チームへ戻る

お問い合わせ・ご相談はこちらまで

どの支援を受けたらよいかわからない。ABiSの支援対象になるかどうか申請前に確認したい。などはもちろんのこと、具体的な技術に関する質問など、バイオイメージングに関することならどんなことでもご相談ください。

バイオイメージング相談窓口

ABiSに寄せられるよくある質問をQ&A形式でまとめました。申請される方はまずこちらをご参考ください。

よくあるご質問