村越 秀治

2光子蛍光顕微鏡、または2光子蛍光寿命イメージング顕微鏡(2pFLIM)によるFRETイメージング支援を行います。2pFLIMではGFP等の蛍光標識したタンパク質の分子間相互作用や分子結合・解離を生きた細胞や組織内で観察することができます。被支援者が作製したプローブ(事前に詳細を相談)を遺伝子導入し、培養細胞や組織内で分子の会合状態や局在を観察することができます。アデノ随伴ウイルスについてもこちらで作製可能です。また、Ras/RhoA/Rac/Cdc42/CaMKIIの活性化プローブについてはこちらで準備しているため、すぐに観察を行うことができます。免疫沈降等では得られない細胞内分子の時空間情報を比較的簡便に得ることができるのが本手法の特徴です。対象サンプルは培養細胞、初代培養神経細胞、海馬・大脳スライス等になります。
低分子量Gタンパク質Rasの活性化観察
HeLa細胞にmEGFP-H-RasとShadowG-RBD(活性化したRasに結合するペプチド)を発現させ2光子蛍光寿命イメージングを行いました。

海馬シナプス内での低分子量Gタンパク質Cdc42の活性化観察
海馬スライスCA1領域の神経細胞に低分子量Gタンパク質であるCdc42のFRETセンサーを遺伝子銃を用いて導入し、2光子蛍光寿命イメージング観察を行いました。

生きた線虫でのRap2活性化観察
線虫に低分子量Gタンパク質であるRap2のFRETセンサーを導入し、2光子蛍光寿命イメージングを行いました。

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