特色【支援に用いる技術や装置、対象としている主な生物や試料、支援体制や方針など】
ライトシート顕微鏡は一般に、褪色や光毒性の小ささと、撮影の高速性を特徴とします。私達はライトシート顕微鏡の市販品(現状はZeiss Lightsheet Z.1)と自作のセット(ezDSLM)で生物試料を観察する技術支援を行います。前者は操作性に優れ、胚発生のタイムラプス撮影や、透明化した脳や臓器の撮影に供しています。後者は最速で10 volume/sec程度の撮影が可能で、動き回る試料にも対応できる、原生動物の運動の可視化などに用いています。基本的には試料持参で来所していただき、一緒に撮影条件の検討など行っています。撮影によって得られる巨大な画像データの処理についても一定程度はお手伝いできます。
ezDSLMで撮影したアメーバの一種(Mayorella viridis)
カバーグラス上を這い回るMayorella viridisを2秒毎に1ボリューム撮影し、最大値投影した動画です。緑は細胞膜を色素で染色、赤は共生するクロレラの葉緑体の自家蛍光。