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主な特徴(下線はLightsheet 7になっての変更点)
- マルチアングル撮影、タイリング撮影が可能
- 縞状の影を軽減するための双方向撮影、ピボットスキャン機能あり
- インキュベーション機能:温度 10〜42 ℃、CO2 0〜10 %
- 可視化と解析ソフトとして arivis Vision4Dの組み込まれたZen、及びImaris を使用可能
- カメラは最大30 fps、階調16bit
- 同時撮影は 2チャンネル、フィルタキューブ変えて撮影することでより多色の撮影も可能
- 対応する屈折率:1.33-1.58(水から有機溶媒系透明化剤までカバーしています)
- 完全同時に2色、シーケンシャルスキャンで3色以上撮影可能
各種スペック
- 励起レーザー 405-20, 445-25, 488-30, 514-20, 561-20, 638-75 (nm-mW)
- sCMOSカメラ PCO.Edge 1920 ×1920 pixels, 2台
- 変倍ズーム機能 0.36〜2.5倍(ただし0.7倍以下はケラレます)
レーザーブロッキングフィルタ(LBF, 励起光をカットするノッチフィルタが検出用対物レンズ直後に入っている)
セット1
- 405 / 488 / 561 / 640
- Plate
- 405 / 488 / 561
- (empty)
- 405 / 488 / 640
- 445 / 514 / 640
- 405 / 514
セカンダリビームスプリッタ(SBS,蛍光を2台のカメラに分配する)
セット1
- BP420-470, BP505-545 (DAPI-GFP)
- BP420-470, BP575-615 (DAPI-RFP)
- BP505-545, BP575-615 (GFP-RFP)
- SP550, LP585 (Universal green-red)
- BP575-615, LP660 (RFP-DRAQ5)
セット2
- BP460-500, BP525-565 (CFP-YFP)
- BP460-500, BP575-615 (CFP-RFP)
- BP525-545, BP575-615 (YFP-RFP)
- BP525-565, LP585 (YFP-mCherry)
- BP525-565, LP660 (YFP-DRAQ or Toto-3)
大きな試料について
- 低倍観察用に、5x/0.16の検出用対物レンズ(ドライ)が使用できます。縦2cm、奥行き1cm程度の試料を観察可能です。幅も(はっきり測っていませんが)1cm程度です。マウス成体脳が丸ごと入ります。実効倍率はこれと変倍レンズの積になります。
- 高倍観察用に、20x/1.0の検出用対物レンズ(液浸)が使用できます。作動距離は5.6〜6.4mmです(RI=1.33, 1,38, 1.45, 1.53)。
透明化剤について
- 観察する上で試料の屈折率は重要です。試料と試料チャンバー内の屈折率を合わせるため、透明化試料の観察時はチャンバーを透明化剤で満たす必要があります。Lightsheet 7用チャンバーは、5x対物用が容量30ml強あります。35ml持って来れば間に合います。
- Lightsheet Z.1用のチャンバーも引き続き使えます。こちらは容量約20 mlです。
FEPチューブについて
- ライブ観察用に、試料を支える担体として水とほぼ同じ屈折率のフッ化エチレンプロピレン(FEP)チューブを使う方法があります。現在、以下の3種類を用意してあります。
- 型番 外径 × 内径 (mm)
- TF040 1.4 × 0.8
- TF060 2.0 × 1.2
- TF170 6.5 × 5.5
データ容量についてメモ
- ライトシート顕微鏡のデータは、特に透明化試料の場合、ファイルサイズが巨大になりがちです。Zスキャンの枚数が1000枚前後いけてしまうこと、巨大な試料をタイリングにより何十箇所も撮ることによります。
- ファイルサイズの計算は、XYモノクロ画像1枚が約8MB、これにチャネル数、Z枚数、タイリングの枚数を掛け算してください。照射を双方向にするとさらに2倍になります。たとえば2色、Z=1000枚、6×4のタイリング、双方向撮影すると、8 × 2 × 1000 × 24 = 384000、約384GBとなります。
- 後処理としてDual side fusion(双方向撮影の2画像を合わせることで画質をあげる処理)すると、元データの約半分の容量のファイルが生成されます。タイリングをつなぎ合わせるstitchingの出力は、元データより「のりしろ」の分だけ若干小さなものとなります。手元のPC環境によってはZeissのCZI形式が開けずTIFFに変換せねばならないこともあります。それらを持って帰るに十分な容量のストレージが必要なので注意してください。
- 裸のHDD・SSDをそのまま差し込んで使うスタンドを用意してあるので活用してください。