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研究内容 |
核構造は、細胞周期を通してダイナミックに変動している。その核内の構造体の中でも、染色体が最もドラスティックな構造変換を示している。染色体の構造ダイナミクスは、遺伝子の発現制御、DNA複製、DNA組換えなどを調節する重要な生体機構である。本研究では、染色体ダイナミクスとDNA代謝との機能相関を明らかにするために、ヒストンなどの染色体の構成タンパク質群や、染色体の動的変動を触媒するDNA組換え酵素の機能および構造解析を、精製タンパク質を用いた試験管内再構成系および構造生物学的手法によって行う。平成17年度は、特に染色体のセントロメア領域特異的なヌクレオソーム構造について、試験管内再構成系を用いて解析する。 |
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胡桃坂 仁志 (研究代表者)
<早稲田大学・理工学術院・助教授> |