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文部科学省科学研究費補助金「特定領域研究」細胞核ダイナミクス
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ウイルス潜伏感染特異的遺伝子発現制御に関わるウイルスゲノム構造基盤と核内構造連関
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研究内容
 私どもの研究室ではDNA腫瘍ウイルスであるγヘルペスウイルスの一つ、カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス(Kaposi’s sarcoma-associated herpesvirus; KSHV or human herpesvirus 8)を材料にその潜伏感染におけるウイルスゲノム複製、遺伝子発現制御の研究を行っている。潜伏感染はこのウイルスのもつ腫瘍発生能或はその形質維持に重要と考えられその詳細な分子機構を明らかにすることは治療標的をいかに設定するかという問題にも通ずる需要事項であると思われる。潜伏感染では80以上のウイルス遺伝子のうち一つの領域の203個の極限られた遺伝子しか発現しない。どのような機構がはたらいているのか潜伏感染に複製やゲノム維持に必須なウイルス因子であるlatency associated nuclear antigen (LANA)の核内における宿主因子と相互作用と核内における局在・機能との関連を明らかにすることを目指している。
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上田 啓次 (研究代表者)
<大阪大学大学院・医学系研究科・微生物学・助教授>
         
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