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文部科学省科学研究費補助金「特定領域研究」細胞核ダイナミクス
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核内のヒストンアセチル化を時空間的に観察可能にする蛍光プローブの開発
しきり線
研究分担者
   
佐々木 和樹 佐々木 和樹(研究分担者)
<独立行政法人理化学研究所・吉田化学遺伝学研究室・基礎科学特別研究員>
〒351-0198 埼玉県和光市広沢2−1
TEL: 048-467-9518 FAX: 048-462-4676
E-mail: kzsasaki@riken.jp

・主な研究内容
・研究室メンバー
・最近の研究成果
主な研究内容
・ヌクレオソームを構成するコアヒストンのアセチル化は、ダイナミックなクロマチン構造変換を誘導することにより遺伝子の発現を制御する重要な翻訳後修飾である。従って、ヒストンのアセチル化は、クロマチン構造変換、転写活性化を評価する良い指標になると考えられる。近年、遺伝子の発現は核内のランダムな場所で起こるのではなく、PMLボディーなどの核内の特定の場所で起きていることが明らかになりつつあるがその詳細は不明である。その理由の一つとして、従来の生化学的な手法では核内の特定領域での転写活性を検出することは困難であることが挙げられる。本研究は、蛍光共鳴エネルギー移動 (FRET) を利用したヒストンアセチル化を検出する蛍光プローブを開発し、生細胞における時空間的なヒストンのアセチル化を検出可能にすることを目指す。この蛍光プローブを用いることによって、多様なシグナルによる特定の核ドメインにおけるクロマチン状態、転写活性化の動態をリアルタイムで検出することが可能となり、様々な生命現象の機能発現における特定の核ドメインの転写活性化分子機構の解明を目指したい。
 
研究室メンバー
 
最近の研究成果

Awais M., Sato M, Sasaki K., & Umezawa Y.: A genetically encoded fluorescent indicator capable of discriminating estrogen agonists from antagonists in living cells. Anal. Chem., 76: 2181-2186 (2004)

Sasaki K., Sato M., Umezawa Y.: Fluorescent indicators for Akt/protein kinase B and dynamics of Akt activity visualized in living cells. J. Biol. Chem., 278: 30945-30951 (2003)

         
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