東北地方太平洋沖地震被災研究者支援
「緊急の共同利用研究」に関するお知らせ
東北地方太平洋沖地震に伴う災害で命を落とされた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さま、ご家族、関係者の方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧によって、被災者の皆様が安定した生活を取り戻されることをお祈りいたします。このたびの地震は東北、関東地方の大学等、研究機関に甚大な損害を与え、研究活動にも大きな支障があるとのことです。基礎生物学研究所では、被害を受けられた研究者の皆様の研究教育活動の早期回復を支援するために、一定期間、基礎生物学研究所において研究を継続していただく機会を提供したいと考えています。
基礎生物学研究所長
岡田清孝
【緊急の個別共同利用研究のご案内】
基礎生物学研究所では被災された研究者の皆様の研究活動の復旧を滞りなく進めていただくために、「緊急の個別共同利用研究」の募集をいたします。研究室が被災し、研究の遂行に支障をきたした研究者(大学院生を含む*)に、基礎生物学研究所にて研究の場を提供するものです。基礎生物学研究所までの往復旅費および滞在費を内規に基づいて支給します。数日から数週間の滞在を想定していますが、詳しくは個別にご相談下さい。応募が基礎生物学研究所の受け入れ可能範囲を超える場合には、状況を審査して採択を決定いたします。 (*大学院生の場合、申込は指導教員の責任のもとに行って下さい。)
【緊急の個別共同利用研究の申請方法】
通常の基礎生物学研究所 共同利用研究の個別共同利用研究に準じて募集を行いますが、3月17日(水)から随時申請を受け付け、審査を迅速に行い、遅滞なく採否をお知らせいたします。
個別共同利用研究申込書の「共同利用研究をする必要性」の欄に、被災の状況、実験の緊急度、予定される滞在期間について記入して下さい。 別紙に、被災の状況、実験の緊急度、予定される滞在期間について記入し、申請書と共に提出してください(様式自由)。また、受入研究室との打ち合わせが必要になりますので、基礎生物学研究所ホームページの研究部門・研究室一覧をご覧いただき、事前に所内対応者(部門・研究室の責任者)と研究内容についてご相談ください。また、適当な所内対応者が見つからない場合などは、広報国際連携室(E-mail: kouho@nibb.ac.jp 倉田特任助教)までご相談下さい。
【申込期限】
平成23年4月30日(土)を当面の締切といたします。期限までに申込できない場合には、個別にご相談下さい。 当面の間申込みを受け付けます。
迅速な審査を行うため、申込書を電子データ(WordかPDF)でも受け付けます。採択された場合は、押印(またはサイン)した申込書原本を後日郵送して下さい。
【申込書提出先】
〒444-8585 岡崎市明大寺町字西郷中38
自然科学研究機構 岡崎統合事務センター
総務部 国際研究協力課 共同利用係
電話 (0564)55-7133(ダイヤルイン)
(封筒の表に「共同利用研究申込書在中」と明記して下さい。)
メールの場合:
共同利用係のメールアドレス
r7133@orion.ac.jp 宛に「共同利用研究申込」とタイトルを付けて申込書を添付してお送り下さい。
【その他の制度】
旅費・滞在費の支給はありませんが、基礎生物学研究所には、他大学の大学院生を一定期間受け入れ研究指導を行う「特別共同利用研究員」制度や、他機関の研究者が基礎生物学研究所に滞在して研究を行う「特別訪問研究員」制度があります。ご希望の方は、基礎生物学研究所の研究部門・研究室の中から、ご自分の研究内容に関わりが深い研究者を選んでご相談下さい。
他大学の大学院生を受け入れる「特別共同利用研究員」制度の活用の例
生物学の分野で、研究室が被災し研究教育活動の継続が難しい場合、大学院生を一定期間受け入れて、基礎生物学研究所にて研究教育活動のお手伝いをすることが出来ます。旅費・滞在費の支給はありませんので、愛知県内に実家があるなどして、基礎生物学研究所に通学出来る場合が想定されます。単位の認定はありません。基礎生物学研究所の研究部門・研究室の中から、ご自分の研究内容に関わりが深い研究者を選んでご相談下さい。詳しくはこちらをご覧下さい。
お問い合わせ
自然科学研究機構 基礎生物学研究所
広報国際連携室
E-mail: kouho@nibb.ac.jp
TEL: 0564-55-7596