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    研究組織(イメージ)

    研究組織

    GSC/ニッチの基本システム(研究項目A01)

     本研究領域の第一の目的は、ショウジョウバエとマウスに集中して「GSC/ニッチの基本システム」を解明することである。すなわち、①3つのコンポーネントを組織学的に同定し、②それぞれの機能とコンポーネント間の相互作用を解明し、③そこで働く分子機構を明らかにすること、さらに、④個体発生におけるGSC/ニッチ・システムの形成過程を理解することである。これらをショウジョウバエとマウスで比較し、その共通点を明らかにする。

    >> 計画研究詳細 

    GSC/ニッチ・システムに特異的な制御機構(研究項目A02)

     本研究領域の第二の目的は、GSC以外の幹細胞系には見られない、GSC/ニッチ・システムに特異的な制御機構を解明することである。GSC/ニッチ・システムに特異的な制御の主要なものとして、①季節性(システムの活動と休止の制御)、②性の可塑性(システムの性的二型)、③有性/無性生殖の転換(システムの消失と誘導の制御)を取り上げる。本研究領域では、①②の問題にアプローチするのに適しているサケ科魚類(ニジマスなど)③の問題を解くのに適したプラナリア(扁形動物)を特に取り上げて解析する。

    >> 計画研究詳細 

    公募研究の考え方(※21年度の公募は終了しました)

     次世代に命をつなぐ配偶子を、必要な時に必要な数生産することは、動物の根源的な営みである。これを支える配偶子幹細胞(GSC; gamete stem cells) の自己複製と分化は、成体生殖腺(巣)の中の特殊な微小環境(ニッチ)において制御されている。
     本領域では、GSC および、ニッチを構成する「ニッチ細胞」と細胞外の「ニッチの場」からなる「GSC/ニッチ•システム」を動物種横断的に解析する。「計画研究」により重点的に研究を推進するとともに、2年間の研究を公募し、GSC/ニッチの基本システムとその制御機構に焦点を絞った、幅広く厚みのある研究を展開する。公募研究は、単年度当たりの応募額500万円を上限とし、採択目安件数は8 件程度を予定している。1年間の研究は公募の対象としない。研究分担者は置くことはできない。
     研究項目A01では、計画研究で用いるマウス•ショウジョウバエに加え、ツメガエル•小型魚類•線虫などいわゆるモデル動物を対象として、GSC/ニッチの基本システムを詳細に解析する。GSC•ニッチ細胞•ニッチの場の実体と機能を、in vitroまたはin vivoで詳細に解析する研究を期待するが、単に他の幹細胞システムとの比較などを主眼とした研究は対象としない。   
     研究項目A02では、種独自の生殖戦略と関連したGSC/ニッチ•システムの制御機構を解析する。計画研究ではサケ科魚類と扁形動物に注目するが、脊椎/脊索動物•環形動物•節足動物など幅広い分類群において、季節性繁殖や有性•無性生殖の転換など、特徴ある配偶子生産様式を示す動物を対象とし、GSC/ニッチ•システムの実体とその制御機構を解析する研究を公募する。

    >> 公募研究(21-22年度)詳細 

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  • 文部科学省   科学研究費補助金   新学術領域研究(研究領域提案型)リンク集

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