核膜孔および核ラミナ構成蛋白質の一部は、細胞内でGlcNAcにより糖修飾されているが、その糖修飾の意義については必ずしも明らかになっていない。そこで、ショウジョウバエの精子形成過程をモデル系に、糖修飾と核膜孔および核膜の形成と機能の関係について解析している。具体的には、細胞内糖修飾を制御する糖転移酵素および脱糖鎖酵素が同定されているので、それを用いたRNAi法によって、O-GlcNAc糖修飾を変化させ、その効果を解析している。