一般公開を楽しむためのポイント
前回の大隅良典氏のノーベル賞フィーバーから3年ぶりに基礎生物学研究所(NIBB)の一般公開が行われます。今回は<見て→聞いて→見る>という新しい一般公開の方式を楽しんでもらうことを目玉としています。通常の一般公開と違い、ポスターなどの展示を見てもらってから、プロの研究者の話を聞いてもらい、それから再び展示を見てもらう、ということを一般公開に盛り込んでみました。すなわち、研究者の話を聞く前に見た場合と、研究者の話を聞いた後に見た場合とで、どのような見方に違いがあるのかを体感してもらうことを目的としています。今まで、さりげなく見ていた展示に、研究者の視点をあなたも取り入れることで、展示から見えてくるものがきっと違ってくるはずです。そんな変化を楽しんでもらえればと思います。
一般公開実行委員長
基礎生物学研究所長
阿形 清和