国際連携

プリンストン大学 - 連携活動

連携活動

NIBB-Princeton Joint Proteomics Training Course

Organizers Naoto Ueno(NIBB)
Shuji Shigenobu (NIBB)
Ileana Cristea (Princeton Univ.)
Venue 基礎生物学研究所
Date July 19-21, 2017
Link トレーニングコース Webサイト (http://www.nibb.ac.jp/proteomics_course/)

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プロテオミクスは生命科学研究に欠かせない手法のひとつになっています。ですが、一連の分子生物学的な実験技術に加えて、質量分析やバイオインフォマティクスまで総合的に学ぶ機会はほとんどありません。そこで、3日間で質量分析によるプロテオミクスを習得する、というキャッチフレーズを掲げた本コースが開催されました。募集人数16名のところ、国内外から28名の応募があり、選考を経て最終的には学生・研究員・技術支援員・大学教員などの17名に参加して頂きました。基生研スタッフはコース運営に加えて、タンパク質試料を調製し、質量分析装置にかけてデータを得るまでの実験指導を行いました。四班に分かれた受講生の全グループが無事に自分たちのデータを取得できたので、スタッフ一同ほっとしました。また、プリンストン大学からのスタッフとして来日して下さったIleana Cristea教授には、質量分析の基礎から最先端の知見や、プロテオミクスを用いてどのような課題に挑戦できるのかという実践的な部分まで講義して頂きました。同行して下さったTodd Greco博士からは、得られた質量分析データをどのように解読するのか、膨大なタンパク質データをどう解析するのかといった、バイオインフォマティクスの基礎~実際に使うソフトウェアの説明まで、講義と実習を組み合わせた形で説明して頂きました。コース終盤には、ぜひ共同利用研究として基生研でプロテオミクスを行いたい、という声が受講者から聞こえ始めていました。これは、本コースで、プロテオミクスに取り組み研究を発展させる具体的なイメージを持ってもらえたからだと思います。基生研の存在感がますます高まったはずです。

(川出 健介)


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Program

July 19th
Proteomics Lecture I: Practice data analysis with bioinformatics software, Preparation of experimental samples

 

July 20th
Proteomics Lecture II: Scientific lectures on applications of proteomics, LC-MS/MS analysis

 

July 21st
Proteomics Lecture III: Analysis, visualization and interpretation of acquired data.