![]() The 55th NIBB Conference
Frontiers of Plant Science in the 21st CenturyConference Review |
Commonts |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Comment◆ 別役 重之(東京大学大学院理学系研究科生物科学科)
第55回 NIBB Conference, Arabidopsis Workshop 2008, Frontiers of Plant Science in the 21st Centuryに参加して
今回のミーティングは国際的な集まりとしてはそれほど大きくない規模ながらも、各セッションが植物科学の様々な分野を満遍なくカバーするように組まれており、自分が主に関与している分野以外の様々な分野の知見もレビュー的に得ることも出来、非常に有意義なものでした。また、その規模のおかげでもあったと思うのですが、人との交流を図りやすい非常にフレンドリーな雰囲気の中で行われ、実際に様々な人と知り合い、意見を交わすことができました(特に顔写真入りのアブストラクト集は面白いアイデアだと思いましたし、名前だけしか知らない研究者を捜すのに、実際に非常に役に立ちました。作る方は大変だったと思いますが、、。)。プログラムも余裕を持って組まれてあり、各トーク後には質疑応答の時間も必要十分あり、ミーティングの運営、進行も非常に良くなされていて快適に過ごすことができました。3日間だけでしたが、非常に濃密な会だったと思います。 今回、面白い試みとしては学生によるパネルディスカッションがありましたが、日本でこれまでにこのような試みを植物系の学会で見たことが無かったので非常に新鮮で楽しみにしていました。実際のパネルディスカッションでは、「パネリストの学生」対「招待された教授陣」という構図がはっきりとしすぎて、なかなか建設的な議論にならなかったことと上記以外の会場に居る人達が参加しにくい雰囲気になってしまったことが少々残念でした。もう一点、テーマを挙げる学生側の方であまりテーマが練られていなかったように感じる点が少々あったので、パネリスト同士が 事前に集まってもう少し詰めた議論を行えていれば、上で書いたようなディスカッションの進行とも合わせてかなり良いものになったのでは、、と感じました。しかし、最初の試みとしては有意義なものだったと思いますし,パネリストのみなさんも熱意を持ってやりきったことは非常に良かったと思うので、この経験が将来に繋がればいいのではないでしょうか。 今回、面白い試みとしては学生によるパネルディスカッションがありましたが、日本でこれまでにこのような試みを植物系の学会で見たことが無かったので非常に新鮮で楽しみにしていました。実際のパネルディスカッションでは、「パネリストの学生」対「招待された教授陣」という構図がはっきりとしすぎて、なかなか建設的な議論にならなかったことと上記以外の会場に居る人達が参加しにくい雰囲気になってしまったことが少々残念でした。もう一点、テーマを挙げる学生側の方であまりテーマが練られていなかったように感じる点が少々あったので、パネリスト同士が 事前に集まってもう少し詰めた議論を行えていれば、上で書いたようなディスカッションの進行とも合わせてかなり良いものになったのでは、、と感じました。しかし、最初の試みとしては有意義なものだったと思いますし,パネリストのみなさんも熱意を持ってやりきったことは非常に良かったと思うので、この経験が将来に繋がればいいのではないでしょうか。 最後になりますが、今回はすばらしい会に参加することができて非常に有意義でした。今回のミーティングのオーガナイザーの先生方はじめ、関係者の皆様、どうもありがとうございました。 |
![]() ![]() |