新美研ちょっとコラム

春から初夏の風物詩

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2016年06月08日

 4月から5月の新美研(進化発生研究部門)の風物詩、それはカブトムシ幼虫をオスとメスに仕分ける作業です。研究に使われるカブトムシ幼虫は、とてもたくさん必要で、その数は2000匹以上にもなります。このため自分たちで、卵から育てるのはとても大変なので、幼虫を業者から購入しています。

  • 1. まずは箱を開けて

     写真は業者から届いたカブトムシ幼虫の入った箱を、開けているところです。今日の幼虫たちの状態はどうだろう、大きいかな、元気かな、オスメス分けやすいかな、と気になるところです。

  • 2. 幼虫が出てきました

     箱をあけてマット(飼育用の土)をかき分けていくと、幼虫が出てきました。次から次へゴロゴロと、出てくる出てくる……

  • 3. ふるいにかけましょう

     マットをほじくり返して幼虫を1匹ずつ取り出していては、いつまで経っても仕分けが終わりません。そこでふるいにかけて、マットと幼虫を分けます。

  • 4. オスとメスを分けます

     写真はオスとメスを分けているところ。オスとメスに仕分けた後は、1匹ずつマットの入ったプラスチックのボトルに入れられます。 ところでカブトムシ幼虫のオスとメス、どこで見分けているんでしょうか?

  • 5. どっちがどっち?

     オスメスを見分けるには幼虫のお尻の方の腹側をよく見ます。さて、この写真はそれぞれオスとメスを撮影したものですが、左の幼虫と右の幼虫、どっちがオスでどっちがメスか、皆さんわかりますか?