2022年4月23日、基礎生物学研究所はniconicoと共同で、「イソギンチャクの「白化」現象を200時間科学する春の自由研究【ニコニコサイエンス】~刺胞動物と褐虫藻の共生の謎を追う~」と題し、基礎生物学研究所よりニコニコ生放送にて、イソギンチャクをテーマに8日間にわたって生放送いたしました。

イソギンチャクの白化現象を科学する春の自由研究。
基礎生物学研究所とニコニコサイエンスがタッグを組み、ニコニコネット超会議2022に、刺胞動物「イソギンチャク」が登場。
史上初の映像化に挑む!イソギンチャクの白化現象を200時間科学する春の自由研究【ニコニコサイエンス】~刺胞動物と褐虫藻の共生の謎を追う 基礎生物学研究所~と題し、超会議期間の約200時間を通して、いまだ謎に包まれる刺胞動物「イソギンチャク」の生態を解明するとともに、サンゴなどを死に追いやる「白化現象」の史上初の映像化に挑戦しました。

基礎生物学研究所の研究者によるイソギンチャク研究紹介や解説を交えながら生放送されました。


◆イソギンチャクとは
サンゴやヒドラと同じ刺胞動物に分類される生物。毒針を使ってエサを麻痺させて捉えて食べる一方で、多くのイソギンチャクが藻類を細胞内に共生させており、藻類の光合成産物の一部を得て生活している。

◆白化現象とは
海水の温度上昇などにより、サンゴやイソギンチャクの細胞内に共生していた褐虫藻(かっちゅうそう)が体外に放出されてしまい、白くなる現象。沖縄などでサンゴが死滅し問題となっている。地球の温暖化が原因と考えられている。

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岸本真理子 特任研究員
(基礎生物学研究所 新規モデル生物開発室)

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高橋弘樹 助教
(基礎生物学研究所 分野横断研究ユニット)

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亀井保博 RMC准教授
(基礎生物学研究所 バイオイメージング解析室)

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阿形清和 所長
(基礎生物学研究所 所長)

【ゲスト】
4月24日(日) 山中敦子 館長(蒲郡市生命の海科学館)
4月24日(日) 髙井芙樹 学芸員(蒲郡市生命の海科学館)
4月24日(日) 戸舘真人 副館長(竹島水族館)
4月26日(火) 重信秀治 教授(基礎生物学研究所 進化ゲノミクス研究室)
4月28日(木) 滝澤謙二 特任准教授(自然科学研究機構 アストロバイオロジーセンター)
4月29日(金) WUDARSKI, Jakub特任助教(基礎生物学研究所 分野横断研究ユニット)

イソギンチャクの「白化」現象を200時間科学する春の自由研究【前半】@ニコニコ超会議2022

2022年4月23日(土) 17:00 - 26日(火) 21:00


イソギンチャクの「白化」現象を200時間科学する春の自由研究【後半】@ニコニコ超会議2022

2022年4月26日(火) 21:00 - 30日(土) 21:00頃


ニコニコ大百科特設ページ

ユーザーが自由に書き込めるニコニコ大百科の特設ページ。
みんなでイソギンチャクの白化現象の様子を記録しよう!

特設ページはこちら

23日(土)
岸本真理⼦特任研究員
「サンゴ・イソギンチャク、褐虫藻、白化現象について」

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23日(土)
高橋弘樹助教
「海洋生物の系統関係 ー 発生と進化 ー 」

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24日(日)
山中敦子館長
髙井芙樹学芸員
「蒲郡市生命の海科学館」

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24日(日)
戸舘真人副館長
「竹島水族館」

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24日(日)
岸本真理⼦特任研究員
「熱ストレスによる白化実験(白化現象実験①)」

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25日(月)
高橋弘樹助教
「イソギンチャクの体のつくりや殖え方、産卵誘導や発生過程」

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26日(火)
阿形清和所長
「前半まとめ」

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26日(火)
重信秀治教授
「アブラムシ解説」

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28日(木)
亀井保博RMC准教授
「大型スペクトログラフを使用した光ストレスによる白化実験(白化現象実験②)」

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28日(木)
滝澤謙二特任准教授
「植物と光の関係」

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29日(金)
阿形清和所長
WUDARSKI, Jakub特任助教
「阿形所長とプラナリアが番組乗っ取り」

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30日(土)
岸本真理⼦特任研究員
阿形清和所長
「実験結果報告」

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