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大学共同利用機関法人 自然科学研究機構

基礎生物学研究所

人材募集

ポスドク・研究員 募集情報 募集終了

基礎生物学研究所 生物進化研究部門 博士研究員または特任助教の募集

募集内容

基礎生物学研究所 生物進化研究部門では、博士研究員または特任助教の募集を致します。植物の活動電位の発生と伝搬の分子機構と進化について興味をお持ちの方、ぜひお問い合わせください。
 
[応募条件]
(1) 博士の学位を有する方、または着任日までに取得見込みの方。
(2) 分子生物学、細胞生物学の知識及び実務経験のある方。
(3) 特別推進研究「植物の活動電位発生伝搬機構の分子基盤解明と進化過程推定」の研究を推進できる方。
(4) 職種(博士研究員または特任助教)はこれまでの研究教育実績に基づいて決定します。
 
着任時期:2021年8月1日以降(着任時期については相談可)
雇用期間:2022年3月31日まで(年度ごとの更新あり。最長2027年3月31日まで)
 
勤務地:愛知県岡崎市 自然科学研究機構基礎生物学研究所生物進化研究部門(長谷部光泰研究室)、または埼玉県さいたま市 埼玉大学大学院理工学研究科生命科学系専攻分子生物学コース細胞情報研究室(豊田正嗣研究室)
待遇:自然科学研究機構または埼玉大学の規定に基づきます(詳細はお問い合わせください)。
 
応募方法(応募前に長谷部まで研究の詳細をお問い合わせの上、下記書類を長谷部まで電子メイルでお送りください)
(1) 履歴書
(2) 教育研究等業績一覧
(3) これまでの研究内容(A4、1枚程度)
(4) 着任後の抱負(A4、1枚程度)
(5) 「照会可能な方2名の氏名・メールアドレス」
 
募集期間:4名採用まで。

参考:研究詳細
植物では、動物と異なり血流や神経が無く、独自の長距離情報伝達機構が進化した。ホルモン、ペプチド、移行性タンパク質などを用いた長距離細胞間情報伝達機構は近年研究が進展したが、動物とは独立に進化した活動電位の発生と伝搬は、その分子機構がほとんどわかっていない。モデル植物では他のシグナルと混在するため研究が困難であったが、我々がゲノム解読、形質転換系を確立した3種の運動する植物では、活動電位が特定の組織で機能するため解析が可能である。本研究では、オジギソウ、ハエトリソウ、モウセンゴケを用い、活動電位の発生と伝搬を担う因子を探索し、それらのイオン透過性などの分子特性、局在を解析するとともに、シロイヌナズナの相同因子の機能解析を行い、植物全体に普遍的な活動電位を介した長距離高速電気シグナル伝達のメカニズムの基盤と、4種の比較から多様性創出の機構を明らかにすることを目的とする。
 
問い合わせ先:
〒444-8585
愛知県岡崎市明大寺町字西郷中38 
自然科学研究機構基礎生物学研究所
長谷部光泰
mhasebe@nibb.ac.jp