基礎生物学研究所
植物発生遺伝学研究部門
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岡崎の植物 7

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ホザキノミミカキグサ(Utricularia caerulea L.)

 ホザキノミミカキグサは、遠くマダガスカルからここアジアに至るまで広く分布する食虫植物。しばしばムラサキミミカキグサと混生するが、それと比べると本種の花は、形も色合いもメリハリがはっきりしていて、一度覚えると間違いようがない。2004年8月撮影。

オオフサモ(Myriophyllum aquaticum (Vell.) Verdc. )

 ブラジル原産の帰化種。テラリウムや水草での観賞用に栽培されていたものが逃げ出したものらしい。大正時代に既に国内からの記録がある。繁殖力が強く、霞ヶ浦で本種を除去したところ4tトラック3台分にのぼったという。野生環境への放出には気をつける必要がある。2004年8月撮影。

マルバツユクサ(Commerina benghalensis L.)

 ツユクサの近縁種だが、葉が短くやや波打ち、茎も地面を這う傾向が強いので、全体的に丸い印象が強く、ひと目で区別できる。国内の分布は関東地方より西のため、筆者は九州あたりの植物というイメージを持っていた。2004年8月撮影。

ミズギボウシ (Hosta longissima Honda)

 愛知県から九州に掛けて自生する湿地性のギボウシ。ギボウシは日本ではそれほど人気がないが、欧米ではガーデニングに引っ張りだこである。日本から中国に掛けて自生するいくつかの種類が、その母体となっている。2004年8月撮影。

ミヤマウズラ(Goodyera schlechtendaliana Reichb. fil.)

 地生蘭の一種。葉にウズラ模様が入るのでこの名がある。比較的個体数は多く、市内の山林でしばしば見かける。江戸時代には葉の斑入りや形態の異常が蒐集され、錦蘭と呼ばれたのも、身近であったためであろう。花は白から淡いピンク。2004年8月撮影。

ヒナノシャクジョウ(Burmannia championii Thwaites)

 葉緑素を持たない完全腐生植物(菌寄生植物)で、菌類に寄生して暮らしている。背丈は3−4センチとごく小型の多年草。レッドデータブック愛知版では、県内自生は4箇所のみ、継続的発生が認められているのは1箇所のみ、とされている(県内ランクで絶滅危惧第類)。この撮影地は例外的に大きな群落となっており、貴重な自生地である。写真は実の状態。2004年8月撮影。

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