研究&実験

研究者のための 科学広報入門

科学を発信するために2010/10/14

それでは、研究の意義や成果を世の中に発信するためにはどうしたら良いのでしょうか?研究者は研究だけに集中して、解説担当や情報発信担当としての広報担当者を大増員すれば良いのでしょうか?それはそれで一つの有効な手段だと思います。(本当ですよ。)しかし、全ての研究者に解説担当・発信担当を付けるとしたら、そのコストは膨大なものになってしまうでしょう。今すぐに出来て、コストもそれほどかからない方法は、個々の研究者が科学広報を意識することです。自分の研究の魅力を、自分自身のできる範囲でアピールする。これなら、今すぐにでも始められます。広報活動、なんていうと、色々と面倒なことを想像するかもしれません。しかし、そんなに身構える必要はありません。例えば、自分の両親に自身の研究をわかりやすく解説してみる。その話を聞いた両親が、友人に話をする。そうやって研究の話が人々に伝わっていくとすれば、これも立派な科学広報の成果です。

科学者になった理由は何ですか? に続く

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コンテンツ

  1. 写真で見る生物学の研究現場(2)
  2. 研究写真館(7)
  3. 研究者のための 科学広報入門(31)
  4. 研究描写の為の作画資料(23)

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