ミジンコの捕食者に誘導される防御形態の観察

ミジンコは捕食者であるフサカ幼虫が周囲に存在すると、その存在を感知し、後頭部にトゲを持つ防御形態を形成します。本実習では、ミジンコの防御形態を誘導し、その構造を顕微鏡下で観察します。また実際にトゲを持つ個体と持たない個体をそれぞれ餌としてフサカ幼虫に与えることで、防御形態がどの程度捕食の回避に有効であるかを調べます。これらの実験結果より、生物が変動する環境にいかにして適応しているかについて考察しましょう。