トップ > メダカ館

メダカ館

日本のメダカ(Oryzias latipes) は大きく北日本集団と南日本集団に分かれる。
両集団間で遺伝的多型が大きく,メダカが実験魚として価値のある理由の一つとなっている。
北日本集団由来の近交系としてKaga系統とHNI系統が、南日本集団由来の近交系として, Hd-rR 系統とCab系統がよく使われる。
メダカの体色は4つの異なる色を持つ色素細胞(胞)によって決まる.野生型のメダカ(通称黒メダカ)はすべての色素を持つが,ヒメダカはそのうち黒色色素胞の黒色を作りだす遺伝子Bに変異があり,黒色が抜けて(薄く)なっている。実験で用いられるcab と Hd-rR は基本的にヒメダカ系統である(南日本集団がヒメダカという訳ではない)。

メダカの写真(写真をクリックしてみてください)

ヒメダカ Cab(雄) Cab(雌)
ヒメダカ Cab(雄) Cab(雌)
Kaga Qurt(雄) Qurt(雌)
Kaga Qurt(雄) Qurt(雌)
olvas=GFP hotei メダカの魚拓
olvas=GFP hotei メダカの魚拓

メダカの映像をお楽しみ下さい。(実態顕微鏡で撮影した光学画像)

これらのムービーは総合研究大学院大学の協力を得て「生命現象映像ライブラリー」の一環として生殖遺伝学研究室が撮影した映像です。
卵の大半は透明な卵黄に占められており、細胞は卵黄の左側表面に認められる.卵黄中に認められるキラキラ光る球状構造は油滴である.小さな油滴は受精とともに融合し,大きくなりつ,細胞が存在するのとは反対側の植物局側へ卵黄中を移動する.1細胞は分裂を繰り返し胞胚期に至る(10秒).その後も分裂を繰り返すが,卵黄に対する細胞の占める割合は変わらないように見える.やがて覆いかぶせ運動開始する(50秒).細胞の集合は映像の左から右へ(動物極側から植物極側へ)透明な卵黄を覆っていくのが見て取れる.1/3ほど卵黄を覆ったところで胚全体が収縮運動(律動運動)を開始するが,このころが原腸胚に相当する(1分5秒).原腸陥入に伴って体軸が見え始める.この映像で軸がはっきりする頃には覆いかぶせ運動は植物極(油滴があるところ)にまで達している(2分).この後は体軸が伸長し様々な器官が形成されていく.左側が頭部(この映像では卵黄の向こう側で見えにくい)で右側が尾部である(3分).
ムービー1
(受精から50時間まで)
ムービー2
(体節形成期:受精後30時間後から70時間後まで:卵殻を除き、なおかつ律動を止めて撮影してある)
ムービー3
(ムービー2の頭部拡大映像)
ムービー4
(ムービー2の尾部拡大映像)
 
ムービー5
(受精後50時間目から150時間目まで)