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お知らせ

2003.06.24

種分化機構第二研究部門(長谷部研究室)が「Proceedings of National Academy of Science USA」誌に論文掲載:「ヒメツリガネゴケとシロイヌナズナのゲノム比較に基づく陸上植物の進化過程の推定」

種分化機構第二研究部門 西山智明研究員、藤田知道助手、長谷部光泰教授らは、理化学研究所、国立遺伝学研究所との共同研究によりコケ植物のヒメツリガネゴケの完全長cDNAライブラリーを作成し、EST解析を行い、1万5883種類の遺伝子のカタログ化に成功しました。陸上植物の進化過程で多くの遺伝子が保存されていることが明らかになるとともに、850のコケ特有の遺伝子も見つかりました。ヒメツリガネゴケは遺伝子ターゲティングが容易な唯一の植物であり、今後シロイヌナズナなど他の植物の遺伝子の機能解析にも役立つと期待されます。データベースは基生研サーバー(http://moss.nibb.ac.jp )で公開され、完全長cDNAクローンは理研バイオリソースセンター(http://www.brc.riken.go.jp/lab/epd/ )より分譲されます。

掲載新聞・雑誌・書籍一覧

2004/06/10 中日新聞
2004/06/13 PNAS Online