第1回 配偶子制御シンポジウム
配偶子幹細胞制御に関する研究の新展開

 
日時  平成21年9月17日(木)15:00~18:30
場所  静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」 http://www.granship.or.jp/
    (日本動物学会第80回静岡大会において開催)

シンポジウム企画
"配偶子幹細胞制御に関する研究の新展開"
 配偶子、すなわち卵と精子は、次世代に命をつなぐ重要な細胞である。
地球上の多様な動物は、生活様式に応じて必要な時に必要な数の配偶子を作り、子孫を残してきた。
そのような配偶子形成を支えるのが、卵巣や精巣の「ニッチ」と呼ばれる特殊な領域に存在する「配偶子幹細胞」である。
配偶子幹細胞の「自己複製」と、配偶子を生み出す「分化」のバランスが上手に制御され、連続的な配偶子形成が支えられているのである。
 本シンポジウムでは、ニッチの形成、配偶子幹細胞の形成/維持、配偶子幹細胞の培養系とその応用等に関する研究の新展開について、
最近の知見をまとめてみたい。
将来的には、配偶子幹細胞制御の基本メカニズムの研究から、
種独自の制御機構により必要な時に必要な数の配偶子を作って生き抜いて来た動物のあり方を浮き彫りにする研究へ、
さらに医学や畜産・水産学などの分野と動物学をつなぐ橋渡しができるのではないかと考えている。

企画・問い合わせ
「新学術領域研究」配偶子幹細胞制御
基礎生物学研究所・岡崎統合バイオサイエンスセンター・小林悟
E-mail:skob@nibb.ac.jp