第9回 配偶子制御セミナー


“マウス精子幹細胞におけるエピジェネティク修飾および自己複製:
Epigenetic modifications and self-renewal of mouse germline stem cells (GSCs)”


講師  李 知英 Jiyoung Lee 先生
所属  東京医科歯科大学 歯と骨のGCOE拠点 特任講師
日時  2009年10月21日(水) 18:00〜19:00
場所  横浜市立大学医学部 修士講義室


講演の内容
マウス精子幹細胞(Germline stem cells; GSCs)は生後マウス精原幹細胞の長期培養株で、GDNF, bFGF, EGFなどの増殖因子の存在下で無限に培養できる。
これらのGS細胞は非常に安定した核型と精子型インプリンティングを持つのとともに自己複製分裂し、精子形成不全マウス精巣へ生殖細胞移植により
精子形成ができる幹細胞の活性も持つ。
これらのGS細胞はヒト男性不妊治療などの医療へ応用できるだけではなく自己複製分子機構解明などの精原幹細胞の基礎研究にも役に立っているので
今回のセミナーでは、GS細胞培養技術を用いたエピジェネティク修飾および自己複製研究について紹介する。

問い合わせ
新学術領域研究「配偶子幹細胞制御機構」 横浜市大G
組織学 大保和之 ext.2567/kohbo@yokohama-cu.ac.jp
泌尿器科 小川毅彦