受賞報告


林誠研究員(東京海洋大学海洋科学部、吉崎グループ所属)

ポスター賞
 学会:9th International Symposium on Reproductive Physiology of Fish
 開催期間:2011年8月9日-14日
 開催場所:Cochin, India

優秀発表賞(口頭発表部門)
 学会:第104回 日本繁殖生物学会大会
 開催期間:2011年9月13日-17日
 開催場所:いわて県民情報交流センター・アイーナ, 岩手


 2011年8月9日-14日の6日間、インド・コーチンで開催された、9th International Symposium on Reproductive Physiology of Fish(ISRPF)に参加してきました。ISRPFは魚類の生殖内分泌、性分化、配偶子形成、生殖工学などを題材とした4年に一度開催される世界的規模のシンポジウムです。本年は、第9回にあたり300名近くの参加者が集い、合計189題(口頭発表58題, ポスター発表131題)の研究発表が行われました。
 私は、3日目の「配偶子形成」のセッションで、"Enrichment of Spermatogonial stem cell by using side population in rainbow trout"のタイトルでポスター発表を行いました。3時間の発表時間中、多くの方に聞いていただき、有意義なディスカッションをおこなうことができました。特に、ティラピアを用いて精原幹細胞の研究をされている、Luiz Franca博士と、その研究室のSamyra Lacerda博士研究員の方とも色々お話ができ、学会後もメールでお互いの研究について情報交換を行っております。
 この発表において、Side populationを用いることで、ニジマス精原幹細胞の濃縮に成功したことが評価され、配偶子形成のセッションでBest Poster Award(最優秀ポスター賞)を受賞することができました。
 また、2011年9月13日-17日の5日間、盛岡で開催された、日本繁殖生物学会において、同内容で発表し、優秀発表賞(口頭発表部門)を受賞することができました。また、この学会で開催された、当領域「配偶子幹細胞制御機構」共催のシンポジウムも、多くの質疑が飛び交い、多大なにぎわいをみせておりました。

受賞報告_MH_写真1











受賞報告_MH_写真2
















写真提供:林 誠
上段左:LuLu International Convention Centre(学会会場)
上段中:9th ISRPFでの、ポスター発表
上段右:会場のエントランスにて
下段:日本繁殖生物学会での、口頭発表

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